高校野球
2025/07/11 12:00 NEW

【プレーバック】南北海道大会1回戦 札幌日大高3-1北海道栄(7月11日、札幌円山)

七回途中1失点と好投した札幌日大高の窪田=撮影・十島功

 

札幌日大高が接戦制してベスト8進出

 札幌日大高の最速148キロ右腕・窪田洋祐投手(3年)が今大会初登板。一回、8球で3者凡退と最高の立ち上がりを見せると、二、三回は先頭打者を出塁させるも、共に併殺打で仕留め、二塁を踏ませない。六回には無死二塁と、この日初めて得点圏に走者を背負ったが、三振、遊ゴロ、二ゴロと難なくピンチを切り抜けた。

 窪田の好投に打線も応える。一回2死二塁から4番・土田大海捕手(3年)の中越え二塁打で先制すると、四回に5番・淺井直人内野手(3年)の左前適時打、七回にも7番・髙坂大輔外野手(3年)のスクイズで効果的に得点を重ねた。

 終盤に入ると、北海道栄も反撃に転じる。七回、窪田から連打を放ち、無死一、三塁の好機をつくると、札幌日大高は2番手・島田柊聖(しゅうと)投手(3年)にスイッチし、継投に入った。途中出場の4番・西田翔(かける)内野手の遊ゴロの間に1点返した。しかし、反撃もここまでだった。続く八回にも1死一、二塁のチャンスを迎えたが、1番・葛野大輝内野手(3年)が併殺打。九回も2死一塁から5番・田中健太内野手(2年)が右前打で続いたが、一走が三塁を狙って憤死。連覇を狙う札幌日大高が3-1で勝利し、ベスト8入りを決めた。


■夏連覇に向けて初戦を突破した札幌日大高の森本琢朗監督(44)
「本当に苦しい試合でした。良い部分と悪い部分がはっきり出ました。髙坂がよくスクイズを決めてくれた。あの1点は非常に大きかったと思います」

■七回途中1失点と好投した札幌日大高先発の窪田洋祐投手(3年)
「まずは勝てたことが、ひとまず良かった。去年は3年生が(甲子園に)連れて行ってくれたんで、今年は自分たちが大会連覇と日本一を目指してやっていきたい」

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