郡司裕也 野村佑希と〝ぐんのむ〟でお立ち台実現も… 漫才は「あれは順番ミスです(笑)」 理想としていたのは―

■セ・パ交流戦2回戦 広島0-5日本ハム(6月14日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムが郡司裕也捕手(27)が「6番・捕手」で先発出場。四回には貴重な追加点となる左越え4号ソロを放ち、守りでは先発の細野晴希投手(23)を好リードし、プロ初勝利に導いた。
ヒーローインタビューでは「一緒に立ったら漫才しよ」と約束していた野村佑希内野手(24)とのお立ち台での共演が実現。しかし、思い描いていた通りにはいかなかったようで…。
ライバルの野村に負けてられない?
この日のヒーローは3人。待望の初勝利をマークした細野が最初にマイクを握り、女房役の郡司、決勝弾を放った野村の順だった。自称・ツッコミ役の先輩は、一発目の質問から後輩の名前を出して、スタンドの笑いを誘った。
―第4号のソロホームラン。どんな思いで打席に向かいましたか
「最初にライバルの野村選手がホームランを打ちまして。負けてられないぞという思いで打席に立ちました。はい」
―そうなると狙っていたのですか
「まあ、狙っていましたね。野村にあんまり偉そうにされると、後々困るので(笑)。この流れ、今日ジェイ(野村)がヒーローインタビュー行くなと思ったので、僕もついていかないといけないと思って打ちました」

頼りになる郡司(?)がいたので…
続いては野村の番。こちらも郡司の名前を出しまくった。
―ナイスバッティングでした
「ありがとうございます」
―先制のホームラン。あの場面はどんな気持ちで
「後ろに頼りになる郡司がいたので…。あっ、郡司さんがいたので、とにかく塁に出ようと思って打席に行きました」
―郡司と言った瞬間、隣から鋭い視線が注がれた
「欲しがりなので。僕が郡司さんって呼ぶと裏で郡司って呼べと言ったろというので。あまり大きい声で言えないですけど、打ち合わせ済みの郡司ってことだけ分かっていただければ(笑)」
(中略)
―怪我で離脱。2軍ではどのように調整してきたか
「悔しい気持ちもありましたけど、まあ郡司さんも結構タコってたので、1本出させてあげて良かったなと思いましたし。(1軍に)帰った時に一緒にヒーローになろうと言っていたので、しっかりその目標を叶えられて良かったです」
最初から最後まで先輩をイジリ続ける展開に…。ヒーローインタビュー後、取材に応じた郡司は苦笑いだった。
「あれは順番ミスですね(笑)。野村が先に行って、僕をイジって、僕がツッコむ構図をやりたかったんですけど…。僕が先だったので、ただジェイが僕をイジって、毒を吐いて終わったなと。ちょっとアレは球団のミスです」