高校野球
【プレーバック】南北海道大会1回戦 札幌旭丘1-9函館大有斗(7月10日、札幌円山)

函館大有斗が3年連続ベスト8
函館大有斗が七回コールドゲームで札幌旭丘を下し、3年連続で南北海道大会の初戦を突破、8強入りした。打線は7安打に加え、相手投手陣が合計8四死球と制球に苦しんだこともあり、効率良く得点を重ねた。
函館大有斗は一回、1死二、三塁の場面で4番・水島愛翔(まなと)捕手(3年)が左中間への適時二塁打を放ち、2点先制した。続く5番・村川桜太朗外野手(2年)の適時右前打で3-0とリードを広げた。三回は5四球を選び、野選に相手守備の悪送球も絡み、一気に6点追加。試合を決めた。
投げてはエース長谷川結斗投手(3年)が4回3安打無失点。四球は3つ出したが、失点を許さなかった。2番手の鶴野飛雄馬投手(3年)が五回、左中間を破る三塁打を打たれ、遊ゴロの間に1点かえされたが、函館大有斗の失点はここまで。3番手の佐藤琉空(るあ)投手(3年)が七回を3者凡退に打ち取り、試合を締めくくった。
札幌旭丘は2長打を含む5安打を放ったが、散発に終わり打線をつなげることができなかった。三回から救援した2番手の左腕・皆籐宗茂投手(2年)は4回2安打1失点と好投した。
■3年連続ベスト8進出となった函館大有斗の片口伸之監督(45)
「(スタメンに3人と)少ない3年生が頑張った。3年生の子たちがゲームを引っ張ってくれた。最後の大会なので『やっぱり3年生踏ん張るよな』と思いながら見ていました。立派でした」