【一問一答】山本拓実が古巣本拠地で1回0封 「同期、同級生」中日・清水とお互いをたたえ合う
八回、4番手で登板した山本拓=撮影・松本奈央
■セ・パ交流戦3回戦 日本ハム1-4中日(6月22日、バンテリンドームナゴヤ)
日本ハムの山本拓実投手(25)が、3点ビハインドの八回に4番手でマウンドへ。2023シーズン途中まで在籍した古巣の本拠地で、1イニングを無失点に抑えた。試合後の一問一答は以下の通り。
―古巣相手に登板
「(登板が)あるかどうか分からなかったですけど、結果的に投げられて良かったです。チーム的には(負けて)良くないことなんですけど、昨日(ヒーローとなった)郡司さんも言ってましたけど、トレードされてからバンテリンドームで名古屋の人に元気な姿を見せるのが目標だったので、今日は無失点で何とか見せられたと思います」

―2死から右前打を許したが、仲が良い岡林との対戦もあった
「打たれた球が得意なのは分かっていたんですけど、2アウトランナーなしだったので自分の力を思い切って(出そうと)。セ・リーグの首位打者なので、一枚上手でした。改めて良いバッターだなと思いました」
―名前がコールされた時の歓声は
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「ビジターだったらあんな歓声はあり得ない。すごく迎えてくれているというか、歓声は本当にすごいものがあったので、温かいところだなと思いましたし、ビジター球場なんですけど、ホームのエスコンで投げているような不思議な感覚だった。ここ(バンテリンドーム)に来るのが目標だった。ここで投げることができて、ああいう歓声だったりとか、久々にバンテリンのマウンドで投げて、投げ終わってベンチから(球場を)見て、いろいろと若い時を思い出しました。また、1軍の日本シリーズなり交流戦なりで戻って来られるように頑張りたいなと思いました」
八回、古巣のバンテリンドームで投げる山本拓=撮影・井上浩明
―練習中に自身の登場曲が流れたり、粋な計らいもあった
「練習の時から出迎えてくれてありがたいですし、中日でかぶっていた選手も何人かいるので。今、八回を投げている清水達也も一緒にやっていたんですけど、すごく刺激をもらいましたし、プライベートでもそうなんですけど、またグラウンドで会えたらなと思います。良い野球の話もできたので。また、どこかで再会できたらと思います」
―清水も八回に登板し、無失点に抑えた
「僕が投げ終わって九回表をベンチから見ていたら、清水がアイシングしている姿で(一塁側ベンチに)出てきて。清水が(拍手しながら)ナイスピッチングとしてきたので、(自分も)ナイスピッチングとしたら、試合を見ろと(ジェスチャーで)されました(笑)。同期、同級生なので。(今回は)試合に投げる、投げないはどっちでもいいスタンスだったんですけど、投げられるに越したことない。試合中はあまり意識せずに投げられましたし、楽しかったですね」
試合前練習時に4人で記念撮影する(右から)山本拓、中日・松山、清水、高橋宏斗
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