浅間大基 縁ある横浜スタジアム初安打 〝大ちゃんず一、二塁間〟結成も「めちゃめちゃすかして…」

■セ・パ交流戦3回戦 日本ハム4-5DeNA(6月8日、横浜スタジアム)
プロ入り後は初の打席で快音
日本ハムの浅間大基外野手(28)が、横浜高校時代に慣れ親しんだ横浜スタジアムで、プロ入り後初めて打席に立って快音を響かせた。
1点リードの七回に、投手・金村の代打で登場。DeNA2番手の伊勢に追い込まれながらも中前に運び、「(投手の代打は)交流戦のセ・リーグ球場ならあることなので、しっかり準備はしていました。結果、ヒットだったので良かったです。最後に甘く入ってきた球を仕留めたところはプラスだと思う。状態的にもそんなに悪いわけではないです。(交流戦は)いろんなピッチャーと当たりますけど、1打席でアジャストできるような準備は意識してやっています」とさわやかに汗を拭った。

高校2年時に松井から決勝2ラン
神奈川の高校球児にとって、横浜スタジアムは甲子園に勝るとも劣らない聖地だ。浅間にとっては高2の夏、県大会の準々決勝で桐光学園の松井裕樹(現大リーグ・パドレス)から、決勝2ランを放った思い出の場所でもある。プロ11年目でようやく巡ってきた打席で結果を残し、「相変わらず、いい球場だと思います。気持ちいいです」と笑顔を見せた。
同学年で友達の上川畑が1軍再昇格
〝友達〟の合流も、プラスに働いた。オフの自主トレを合同で行い、仲を深めた同学年の上川畑が1日、1軍に再昇格。エスコンフィールドへは車に同乗して通勤している。
浅間が「今、1軍に同級生は1人しかいないので、必然的に(上川畑)大悟としゃべることが多いですし、一番、気を使わずにしゃべられるので、存在は大きいです。まあ大悟は、ツンツンはしていますけどね。それがまたいいバランスかなと思います」と話せば、上川畑も「今、1軍に同級生は2人なのでよく話しますし、気を使わずに、リラックスできる存在ですね」と、ほぼ同じコメントをする。〝相思相愛〟の関係だ。