上川畑大悟 〝短髪〟で快音 切った理由は「嫁からの…」 仲良し同学年から絶賛コメントも
短髪になった上川畑=撮影・近藤裕介
■イースタン・リーグ8回戦 DeNA5-7日本ハム(5月28日、鎌ケ谷スタジアム)
〝ニュー上川畑〟が連日の大活躍
日本ハムの上川畑大悟内野手(28)が〝さっぱりヘアー〟で快音を響かせた。
昨年3月から伸ばしていた長髪を、26日のオフに短く散髪し、27日の2軍DeNA戦(鎌ケ谷)でマルチ安打と盗塁をマーク。翌28日の同戦(同)でも3打数1安打1四球と結果を残した。
開幕1軍も不振で4月下旬に2軍落ち
プロ4年目の今季は、開幕1軍入りして15試合に出場したものの、打率.135と低迷。4月28日に出場選手登録を抹消された。そこからは、2軍でもがく日々を過ごしている。
27日の試合後には「(状態は)まあまあですね。ちょっと、分からないです。しっくり来るものは、まだないですね。いろいろやっていますけど。模索中というか。いろいろ本当に試行錯誤しながら、毎日やっている感じです」と現状を明かした。
27日の2軍DeNA戦でマルチ安打を記録した上川畑
課題は打球角度 「どうにかしようとしています」
課題の一つは、打球の角度だ。「やっぱり、どうしてもゴロが多いので、それをどうにかしようとしています」。打撃フォームのデータを取りながら、改善に向け、惜しみなく時間を使っている。
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トレードマークをばっさり!
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後輩の細川にマネされるなど、男ウケ抜群だった長髪と、おさらばした。帽子やヘルメットから飛び出す襟足がトレードマークになっていたが、ばっさりカットした。理由は複数ある。
「いやー、もうなんか、ちょっと(長髪に)飽きちゃった」「ここから暑くなるので、もうちょっとうっとうしい」「シャンプー楽ですね。ドライヤーが楽です」などと列挙した。
4月29日、細川(右)とともに襟足をなびかせる上川畑
最大の理由は〝鶴の一声〟!?
ただ、もう一つ、忘れてはいけない大きな理由がある。
「あとはまあ、そうですね。もう、嫁からの圧力もありつつ(笑)」。プロ入りと同時に結婚した最愛の夫人には、伸ばし始めた当初から「ロン毛とかやめて」と長髪は不評だった。さわやかになった髪型を見せると、「もちろん、『そっちの方が良い』と言っていましたよ」。家庭円満が何より大切だ。
28日のDeNA戦(鎌ケ谷)でも3打数1安打1四球と結果を残した上川畑
〝大ちゃんず〟の相方は大絶賛
オフの自主トレを合同で行い、仲を深めた同学年の浅間も、短髪の上川畑を絶賛した。
「髪、切っていましたね。僕、いつも大悟の打席を見ているので。切ったら切ったで、良いですね。(何でも似合う?)間違いないです、大悟なので。早く(1軍に)帰ってきてほしいです」と〝ラブコール〟を送られた。
機は熟した! 早々にいるべき場所へ
当然、いつまでも鎌ケ谷にいるつもりはない。「シーズン中、家族とこんなに長く一緒にいたことがなかったので、毎日、家に帰って、楽しみがあるのは良いんですけど、(子どものためにも)早く(1軍に)上がらないとって感じですね。(昇格のタイミングは)上(1軍首脳陣)が判断することなので、自分のことだけに集中して、やるしかないかなと思います」
短髪になっても、愚直に野球と向き合う背番号4の誠実さは不変だ。
