上川畑大悟 1軍再昇格へ2軍戦でマルチ安打 〝大ちゃんず〟の相方も熱いエール
第2打席で右前打を放ち、笑顔を見せる上川畑(左)=撮影・中田愛沙美
■イースタン・リーグ4回戦 楽天2-3日本ハム(4月29日、鎌ケ谷スタジアム)
「2番・二塁」でフル出場 再出発の2安打
28日に出場選手登録を抹消された日本ハムの上川畑大悟内野手(28)が「2番・二塁」でフル出場。一回、三回に右前打を放つなど、4打数2安打。早期の1軍再昇格に向けてリスタートを切った。
打撃強化がテーマ 試合後には室内練習場へ
「(課題は)バッティングだと思うので、ヒット出たのはいいんですけど、(1軍では)打席にも立てていなかった。感覚的にもまだまだなところもあるし、きょうはラッキーヒットなところもある。もっといいヒットが打てるようにしたいです」
試合後は満足することなく、室内練習場に直行し、バットを振った。

すべてをプラスに 「いい時間にしたい」
今季1軍では15試合に出場。開幕2戦目の西武戦で勝ち越し打を放ったが、打率.135と苦しんでいた。
4月下旬の2軍降格に「シーズン長いですし、(関東圏の自宅で暮らす)娘にも会えるんでいいかなって(笑)。いい時間にしたいです」
横尾2軍打撃コーチと試行錯誤
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早速、試合前練習では横尾2軍打撃コーチの指導を受けるなど「ちょっとズレているというか、自分のやってきたことがおかしくなって、こんがらがっていた部分もある。それを整理できるいい時間だと思いますし、しっかり運動量を上げてやっていきたいです」。バッティングを見直す良い機会だと、前向きに捉えている。
「はあと」を送り合う間柄
1軍を離れる際には、〝大ちゃんず〟の相方が見送りをしてくれた。同学年の浅間とは、互いに古着好きといったように洋服の趣味が合い、オフには自主トレを共にする間柄だ。
オープン戦期間中には、2軍調整中だった浅間が「いつも見ているよ。はあと」とメッセージを送り、上川畑が「早く(1軍に)上がって来い はあと」と返す、仲むつまじいやり取りもあった。

寝間着姿で「早く上がって来いよ」
今月19日のオリックス戦で浅間が、今年初めて1軍昇格。チーム休日には「アイツの服を買いに行きました」と、上川畑がショッピングに付き合ってあげたという。再び離れ離れになることになったが、出発時にこんなやり取りがあった。
「僕は朝8時くらいに(合宿所を)出発で、アイツら(チーム)は昼過ぎで。(見送りに)行くよとは言っていたんですけど、マジで来てくれましたね」。寝間着姿で登場し、「早く上がって来いよ」と声をかけてくれた。シンプルだけど温かみのある浅間からのエールだった。