《沼津戦後》3点取ったことは非常にポジティブ。チームにとっても自信になるだろう
■ルヴァン杯2回戦 沼津1-3札幌(4月17日、静岡・愛鷹広域公園多目的競技場)
―試合を振り返って
まず最初に言いたいのは、とても厳しいゲームだったということだ。結果的に3-1で勝つことはできたが、戦前に予想していた通り、沼津は非常に良いサッカーを見せてくれたし、お互いに走る、テンポの速い試合になった。小林が2ゴールを決めて3-1で勝つことができたが、とてもハードワークをして強度の高いゲームになった。その中で勝利をつかみ取れたことはうれしく思うし、週末に(リーグ)広島戦というとても重要なゲームを控えているので、そういった意味でも、とても良かったと思っている。
―リーグ戦で得点力不足に悩む中で複数得点が取れた
もちろん3点取ったことは非常にポジティブだ。チームにとっても、我々にとっても、選手にとっても自信になるだろう。その反面、相手にも1、2点、もしくはもう少し取られるピンチもあったと思うので、その辺りは改善していかなければいけない。
―レギュレーションが今年から変わったが、どういう思いでこの大会に臨まれているか
ヨーロッパのカップ戦というのは、基本的にどの国もトーナメント方式が多く採用されている。そういうところからいくと、今年、ルールが変わったのは野々村さん(チェアマン)がヨーロッパに近い形に日本をもっていきたいからじゃないかと私は考えている。
レギュレーションが変わって、今までのグループリーグがある場合だと負けてもまだチャンスがあったが、今回からノックアウト方式に変わったので、そういうリスクを考えなければならない。1回の勝ち負けで次に進めるかが決まるというところは難しさがある。
もちろん(2019年決勝で)川崎にPKで負けたということは私の脳裏にも非常に強く残っている。札幌、北海道、全ての関係する方にとって、かけがえのない経験になったと思うし、クラブとしても、サポーターとしても、パートナー(企業)の方、関係者含めて、もう一回、そういう場面をつくりたいという思いを強く持っている。