コンサドーレ
2024/03/30 19:50

札幌が神戸に6失点大敗・・・ 枠内シュート0で攻守に見せ場つくれず

後半ロスタイム、6点目を奪われる札幌イレブン=撮影・舘山国敏

■J1第5節 神戸6―1札幌(3月30日、ノエビアスタジアム神戸)

 今季初勝利を挙げるべく敵地へと乗り込んだ北海道コンサドーレ札幌だったが、前年のJ1王者・神戸相手に大量6失点を喫し、完膚なきまでに叩きのめされた。

神戸は元W杯メンバー4人のタレント揃い

 スタメン11人中日本代表経験者が6人、うち4人がW杯メンバーというタレント揃いの神戸に対して、札幌としてはチームとしての連係やハードワークといった部分に活路を見出さなければいけないところだったが、試合を通しての総走行距離は神戸の121.669㎞に対し、札幌は114.354㎞。トータル7㎞以上も下回った。前線から積極的にプレスを掛けに来る神戸に対して札幌はパスミスを連発。最後まで決定的なシーンを生み出せず、枠内シュートは0。オウンゴールによる1得点のみで90分を終えた。

 3バック中央の位置で先発出場したDF岡村大八(27)は「完敗です」と言葉を絞り出し、「球際も(攻守の)切り替えも、セットプレーでも3本やられてしまったけど、セットプレーに至るまでの過程とか、そういった部分での負け」と猛省する。

6失点を喫して肩を落とす岡村(左)

 

3バック中央の岡村が大迫に先制点許し猛省

 前半8分という早い時間帯に、神戸FW大迫勇也(33)に先制点を許した。敵陣からのロングボールに岡村と大迫が競り合ったが、着地後すぐ動き出した大迫に対し、岡村は動きを止めてしまう。直後に神戸の選手が頭で落としたボールに大迫が反応し、フリーでシュートを決められた。「1失点目に関しては僕がボールウォッチャーになってしまった」と岡村は悔やむ。4試合でわずか1得点と攻撃陣が不調だっただけに、できる限り長い時間、相手に得点を与えたくなかったが、開始10分に満たない時間で失点し、流れは大きく神戸に傾いた。

最下位のまま迎える水曜のホーム名古屋戦

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