ファイターズ
新ヘッドにアマスカウトの林氏
日本ハムのアマスカウトを務めている林孝哉氏(48)が来季、1軍ヘッドコーチに就任することが6日、分かった。現場にとどまらない豊富な経験や真摯(しんし)な人柄は参謀役として適任で、白羽の矢が立った。コーチとして携わった打撃指導にも定評があり、同部門の強化も期待される。新庄監督の片腕として、チームを支えていく。
新庄監督が現役でメジャーから日本球界に復帰した04年、一緒に日本ハムでプレーしていた。同監督は当時からチームの勝利を最優先に 考えて取り組む林氏に、信頼を寄せていたという。
今季まで林氏はスカウトとして関西、九州地区などを担当。今秋のドラフト会議でも7位の松浦(大阪桐蔭高)と育成3位の柳川(九州国際大)の指名にかかわった。シーズン終了後、新体制に移行する中で、内部昇格による指導者復帰が決まった。
現役時代は内野手。和歌山県出身で簑島高から1991年ドラフト7位でダイエーに入団。02年に日本ハムへ移籍し、3シーズンプレーした。トライアウトを経て05年からロッテに加入し、06年に引退。09年からソフトバンクの2軍内野守備走塁コーチとなり、11年から日本ハムでアマスカウトを担当。14年から1、2軍の打撃コーチを歴任し、18年から再びアマスカウトを務めていた。