ファイターズ
2023/12/22 17:00

【2023 F10大ニュース】番記者が勝手に選定~写真とともに振り返る~㊥

番記者が選んだF10大ニュース。今回は6~3位の発表です

 日本ハム担当の番記者たちが思い入れ重視で勝手に選んだ今季の名シーン、出来事をランキング形式で振り返る「2023 F10大ニュース 番記者が勝手に選定~写真とともに振り返る~」。第2回は6位から3位をお届けする。(全3回)

【10~7位】

【6位】FA補強 山崎加入

 オリックスから、国内フリーエージェント(FA)権を行使した山崎福也投手(31)を獲得。11月25日に発表された。人的補償の必要がないCランクで、6球団の大争奪戦となった。条件面で上回る球団もあったが、フロントの熱意あふれる交渉が実を結び、4年総額10億円(金額は推定)で契約にこぎつけた。背番号は18。

 2023年は23試合に登板し、11勝5敗。記者Aは「上沢が抜ける可能性がある中、計算できる先発の加入は心強い」と意義を強調。記者Cは「まさかファイターズを選ぶと思わず、驚かされた。伊藤、加藤貴とのロジントリオが楽しみ」とコラボを心待ちにしていた。

【関連記事】一問一答:山崎福也が入団会見 背番号は18に決定「このブルーの色が一番似合っている」

入団会見で新庄監督(左)と握手を交わす山崎

 

【5位】エスコンフィールド北海道開業

 北広島市に建設された世界がまだ見ぬボールパークが開業した。開閉式屋根を備えた天然芝の新球場で、唯一無二のデザインや構造はインパクト十分。国内の他の球場では味わえない臨場感があり、プレーする選手、観戦するファンの満足度は高かった。

 記者Aは「初めて入場した時、きれいなフィールドや巨大なガラス壁に圧倒された」と振り返り、記者Bは「世界一の球場。周辺の街を含めて、今後どのように展開していくのか楽しみ」と期待。記者Cは少し視点を変え「とにかく球場メシがおいしい。トリュフベーカリーの塩トリュフパンは絶品。並んでも食べたい味だった」と、うれしいポイントを挙げた。

【関連記事】新球場で開幕セレモニー OBダルがメッセージ 北海道移転後の歴代監督が豪華始球式

3月30日の開幕戦、多くの観客で埋め尽くされたエスコンフィールド北海道

 

【4位】国内FA権取得の加藤貴 残留決断

 2023年の開幕投手を任されるなど、欠かせない存在だった加藤貴之投手(31)が11月11日、国内FA権を行使せず、残留することを表明した。4年総額12億円(金額は推定)の大型契約を締結。入団以来、育ててくれた球団への恩義を口にして「一番、必要としてくれた」と決断理由を打ち明けた。

 記者Bは「左のエースの残留は、チームにとって一番の〝補強〟。山崎、根本、上原らと左腕王国構築へ、期待が高まる」と明るい未来を想像。記者Cは「『正直、悩みましたけど、やっぱりファイターズでプレーしたいのが一番でした』と語ったのが印象的だった」と実感を込めた。

【関連記事】一問一答:加藤貴之が残留表明「やっぱりファイターズでプレーしたいのが一番」

11月11日、会見で残留を表明した加藤貴

 

【3位】伊藤 侍ジャパンでWBC制覇に貢献

 伊藤大海投手(26)が侍ジャパンの一員に選ばれ、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場。リリーフとして重要な役回りを任された。特にアメリカとの決勝戦は2点リードの六回に救援し、1回0封。3試合で計2回⅓に登板し、1人の走者も出さない完全投球で大会を終えた。

 記者Cは「準々決勝では先発した大谷の後を継ぎ、好リリーフ。大舞台で大きなインパクトを残し、世界一に貢献した」と賛辞。記者Dは「プレッシャーのかかる登板で結果を残す姿はかっこ良かった」と羨望(せんぼう)のまなざしだった。新庄監督から24年の開幕投手に指名されており、着実にエースとしての階段を上がっている。

【関連記事】侍ジャパン伊藤 抑えた!1回パーフェクト! WBC世界一奪還に大貢献

(㊦に続く)

気迫あふれる投球を見せ、侍ジャパンでWBC制覇に貢献した伊藤

あわせて読みたい