ファイターズ
2023/06/01 22:45

《岩本勉のガン流F論》違った引き出しの必要性を感じた加藤貴のピッチング

■交流戦3回戦 ヤクルト5ー0日本ハム(6月1日、エスコンフィールド北海道)

〝らしさ〟を欠いた加藤貴 狙い球を絞ってきたスワローズ打線

 シーズンを通して、すべての試合で好投できるピッチャーはいない。先発した加藤貴もこの日、そうだった。序盤三回までに7本のヒットを許した。〝らしさ〟を欠いていた。

 ただ、違った引き出しの必要性も感じた。四球を出さず、ベース上でどんどん勝負してくる加藤貴。スワローズ打線は狙い球を絞ってきた。ベースを半分に割り、左打者ならば、アウトコースへのスライダーとストレート、またはインコースの沈む球と直球系―などと2択で打席に立っていたように見えた。

四球を出さないのは良いこと だが、フォアボールを恐れすぎると…

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