ファイターズ
侍ジャパン伊藤 WBC球への対応バッチリ NPBロジンが心強い味方 25日にはソフトバンク戦登板

強化合宿で2度目のブルペン入り WBC球に「もうボールを気にしていない」
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表の日本ハム・伊藤大海投手(25)が23日、宮崎で行われた強化合宿で2度目のブルペン入り。3番手で1イニングを投げる25日の壮行試合・ソフトバンク戦(宮崎)に備えて、変化球を交えて28球を投げた。
19日の合宿初日に、使い慣れたNPBのロジンバッグを使用できることが判明。滑りやすいといわれるWBC球だが「もうボールを気にしていないです。適応できました。バッチリです!」と言い切れるほどになった。
WBC仕様の新ワード披露 「追いロジン」ならぬ「適ロジン」
9日の韓国・サムスン戦以来となる実戦登板に向けて「(ロジンの)安心感はあります。バフバフしないですけど」とニンマリ。代名詞の〝追いロジン〟ではなく、新たに生み出したワード〝適ロジン〟こと「適量ロジン」で臨むつもりだ。
憧れのダルに触発 ドライブラインの〝秘密兵器〟を久々使用
この日で強化合宿第2クールを終え、「良い感じに来ています」。ブルペン投球前のウォーミングアップでは、米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」が考案したプライオボールを持参。重さの違う6種類のボールで壁当てを行う場面もあった。「大学1年生の時から使っているのですが、ちょっとさぼっていたんです。ダルさんの影響でまたやり始めました」。崇拝するダルビッシュ有投手(36)に刺激を受け、充実の日々を過ごしている。
WBC本番では、大事な場面で救援するジョーカー役を期待されている。「抑える、アピールしたい気持ちが強いです。力まず自分のボールをしっかり投げられたらと思います」。秘策は〝適ロジン〟!? 日の丸のユニホームに身を包み、伊藤が大いに存在感を発揮する。