ファイターズ
2021/10/05 11:22

栗山監督 大谷を「誇りに思うし、ちょっとだけうれしい」

米大リーグのマリナーズ戦で、46号となる先頭打者本塁打を放ってベンチで迎えられるエンゼルス・大谷(共同)

 大躍進のシーズンを終えたエンゼルス・大谷へ、日本ハムで5年間ともに戦った栗山監督が感謝の思いを口にした。

 「彼は野球の神様に遣わされた人間。翔平がゴミを一つ拾うことによって、そういうものが大事なんだって思わせてくれた。それに関しては感謝している。翔平の笑顔を見て元気になるとか、そういう選手がファイターズから出てくれたことを誇りに思うし、ちょっとだけうれしい」

 かつてのまな弟子は、日本人初の本塁打王を2本差で逃した。それでも「投手をやりながら46本ホームランを打ったのも事実。タイトル以上に彼の存在自体が、『先入観にとらわれるなよ』とか、われわれに対するメッセージでもあった」と力を込めた。

 二刀流で前人未到の成績を残した今季でさえ、「翔平は世界一の選手になる」と信じて疑わなかった栗山監督にとっては始まりにすぎない。「始まったなって感じの1年。『3冠王獲りましょうか? 盗塁王まで』って言うようにならないとおかしい」。指揮官はこれからも、愛ある厳しい目で大谷を見守っていくつもりだ。

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