アマスポーツ
2022/11/18 23:20

男子・札大谷 創部3年目で初の4強、全国王手 春高バレー道予選

2度の半月板損傷から復帰した札大谷の丹治(手前左)がリベロで活躍

■バレーボール全日本高校選手権道代表決定戦 第3日 (18日、札幌・ 北海きたえーる)

▽男子3回戦 札大谷2-0帯工 ▽同準々決勝 札大谷2-0旭工

 男女の3回戦、準々決勝が行われ、男子は札大谷が帯工、旭工を破り、創部3年目で初の4強進出を決め、夢の全国大会出場に王手をかけた。女子は旭大高が2年連続の4強を決めた。

全国経験ある野球部、サッカー部に負けたくない

 準々決勝、粘る旭工を最後は坂本隼(3年)がスパイクを決めて振り切り、札大谷の選手たちは喜びを爆発させた。セッターの小原和也主将(3年)は「最初は気合が入り過ぎたけど、気持ちを出して、楽しく戦えました」と振り返った。

 とわの森で2007年、春高16強時の主将だった三原隆佑監督(32)が率い、部員は現3年生が1年生だった時の13人から今は32人となった。

小原主将「今度は自分たちが全国出場果たし学校盛り上げたい」

 部の歴史は浅いが、全国大会に出場している各部から刺激を受け、成長してきた。1年時、サッカーは高校選手権、2年時に女子バレーが春高バレー、今年は野球部が夏の甲子園に出場している。「普通ならありえない人たちと会話ができることが本当に幸せ。彼らの意識の高さには達してはいない面はあるけど、負けたくないし、今度は自分たちが全国出場を果たし学校を盛り上げたい」と小原主将は意気込む。

 準決勝は指揮官の出身校、とわの森だ。「勇退される山田和弘先生(現部長)に勝って恩返ししたい」(三原監督)

 3月、6月に左膝半月板を損傷しながらも、今大会に間に合わせたリベロの丹治天晴(3年)は、「きょう以上に相手の強いスパイク、サーブをレシーブして、今まで迷惑をかけた分、勝利に貢献したい」と決意をみなぎらせた。新たな伝統まであと1勝だ。

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