アマスポーツ
2022/11/12 23:30

男子東海大札幌高が3年ぶり全国へあと2勝 夏の全道準V駒苫に逆転勝ち ウインターカップ道予選

決勝リーグ・駒大苫小牧戦の第4Q残り2分、東海大札幌高のPF有沢がジャンプシュートを決めて逆転に成功

■全国高校バスケットボール選手権道予選第2日(12日、室蘭・栗林商会アリーナ)

▽決勝リーグ 東海大札幌高73-69駒大苫小牧

 男女3回戦と決勝リーグ4試合が行われた。男子は東海大札幌高がインターハイ道予選(6月)準優勝の駒大苫小牧に73―69で逆転勝利。3年ぶりの全国大会出場に大きく近づいた。最大12点のリードを許すなど終盤まで追う展開が続いたが、第4クオーター(Q)残り2分、PF有沢明希(3年)の連続得点で試合をひっくり返した。

最大12点差も有沢の連続得点で形勢逆転

 王座奪還に向けた大事な決勝リーグ初戦で劇的な逆転勝利を収めた。東海大札幌高は5点を追う第4Q残り5分、この試合29得点と大暴れしたSF山岸竜輔、PG藤岡真翔(ともに2年)の連続ゴールで1点差に詰め寄り主導権を奪取。最後は残り2分にチームの大黒柱・有沢がジャンプシュートを沈め逆転に成功した。その後も有沢、山岸らが加点し、粘る駒大苫小牧の猛追をかわした。

 かつては道内で圧倒的な強さを誇っていた東海大札幌高だが、2019年のウインターカップを最後に道予選を突破できていない。全国の舞台を夢見て入学した有沢ら現3年生は、今大会が全国大会に出場する最後のチャンス。「あすも連勝して絶対に全国に出場したい」と、有沢には並々ならぬ思いがある。

次戦は強敵・北海、白樺戦「練習してきた事を出し切りたい」

 3回戦の旭工戦を含めて2戦連続で接戦を制したことで、全国への切符、全道制覇に大きく前進した。佐々木睦己監督(57)は「この2試合は選手たちの自信になる」と強調。「全国に行きたいと集まってきた選手たちの夢をかなえてあげたい」と気を引き締め直した。

 13日は、インターハイ道予選4強の北海、2連覇を狙う白樺と戦う。最終決戦に向けて有沢は「今まで練習してきた事を出し切りたい」。3年間の集大成で最後の大舞台に挑む。

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