ファイターズ
2022/10/04 06:00

《2022新庄式を解く①》「個」の成長から「チーム」の成長へ

BIGBOSSの下、才能を開花させた松本剛。首位打者のタイトルを手にした

 新庄剛志監督(50)の就任1年目シーズンが幕を閉じた。低迷する日本ハムの再建を託された〝ビッグボス〟は常識を覆し、戦力把握と個々の成長を最優先に「トライアウト」を終えた。2023年に優勝するための布石は打った。果たして改革の1年は実を結ぶのか―。本紙取材班が4つのテーマに沿って“新庄式”をひもとく。第1回は野手編。

1年間のトライアウトが終了 清宮、松本剛らが飛躍

 1年間に及ぶトライアウトは終わった。今季は新庄監督の「全員1回は1軍に」という公約もあり、支配下登録されている全選手が1軍出場を果たした。

 高卒5年目の清宮は初めて規定打席に到達し、自己最多を更新する18本塁打をマーク。そして新庄監督の下、大きく飛躍したのは11年目の松本剛だ。途中、左膝骨折のアクシデントもあったが、打率.347で球団初となる右打者でのリーグ首位打者に輝いた。

来季は勝負の年 勝つための「役割」の再認識が必要

あわせて読みたい