高校野球
2022/08/04 23:50

甲子園6日開幕 旭大高1番・近藤「投手のクセ見抜いて」盗塁量産だ

旭大高の1番を務める近藤(右)

 全国高校野球選手権(6日開幕・阪神甲子園球場)に出場する北北海道代表の旭大高と南北海道代表の札大谷が4日、練習後にオンライン取材に対応。両校とも1番打者が抱負を語った。5日には開会式のリハーサルが行われ、6日にいよいよ開幕を迎える。

OBの期待背負いV候補・大阪桐蔭に挑戦

 旭大高の1番・近藤伶音右翼手(3年)が優勝候補の大阪桐蔭を相手に小技でかき回す。今夏の支部予選と北大会計6試合で、盗塁はチームトータルの半分となる4個を記録した。「甲子園ではもっと決める。捕手の肩だけではなく、投手のクセを見抜いてチャレンジしていきたい」とイメージを膨らませる。

 3日、OBからうれしい差し入れがあった。2009年夏の甲子園に出場した門前伸之介さんと川村健一さんが経営するアパレルブランドの特製Tシャツ150着が宿舎と旭川の応援部隊、保護者らに届いた。近藤は「誰もが聞いたことのある有名なブランド。応援してくれていると実感しています」。先輩からの期待も背負い、初戦に向けて状態を上げていく。

札大谷・飯田「何でもいいのでチャンスつくる」

 札大谷の1番・飯田星哉三塁手(3年)は支部予選と南大会を通じて、ともにチーム2位の打率5割&出塁率.531をマーク。二松学舎大付(東東京)との初戦(9日)に向け「ヒットや四球。何でもいいのでチャンスをつくる」と先頭打者の役割を果たす。今春から選球眼に磨きをかけてきた。ケージを使った打撃練習で常々、捕手とストライクゾーンを確認。左右に広いとされる聖地のストライクゾーンにも「いつもより広く意識していこうと思います」と意気込んだ。

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