高校野球
2022/07/17 23:30

親子鷹で挑む札日大高・折霜が決勝打「自分のスイングで打ち返す」

六回1死一、三塁、札日大高の折霜が遊撃手を強襲する勝ち越し適時打を放つ(撮影・星野雄飛)

▽全国高校野球選手権南北海道大会1回戦 札日大高10ー3樽双葉(17日、札幌円山)

南大会1回戦は、札日大高が樽双葉を10―3の七回コールドで下し、あとの2試合は順延となった。

甘い球逃さない―素振り100本上乗せ効果出た

 部長である父と共に甲子園を目指す2番・折霜浩徳中堅手(3年)が、勝ち越し打を放った。

 2―2の同点で迎えた六回1死一、三塁の場面で打席に入った折霜。「甘い球を狙い、自分のスイングで打ち返す」と心に決め、内角に来た直球を力強いスイングではじき返して遊撃手を強襲。勝ち越しに成功した。

 昨夏から練習以外で自ら一日100回の素振りを上乗せし、毎日欠かさずこなした。大会前は、トスバッティングで最短のスイング軌道を意識し、その成果が表れた。

 甲子園出場経験のある父・忠紀部長(64)からは「甲子園に行くには一球一球を大切にすること。実際に甲子園に行って確かめてこい」とハッパをかけられた。野球を始めるきっかけとなった父と共に、チームの夏の甲子園初出場をかなえてみせる。

あわせて読みたい