コンサドーレ
札幌 柏に0ー1〝判定負け〟 相手ハンドも笛吹かれず
■札幌0ー1柏(16日、千葉・三協フロンテア柏スタジアム)
14位の北海道コンサドーレ札幌はアウェーで5位の柏と対戦し、0―1で敗れた。前半3分に相手のロングボールからDF裏を狙われ、いきなり先制点を奪われた。後半は攻勢を強めた札幌だったが得点には至らず。前回対戦(5月25日)は1―6で大敗し、リベンジを期していたが、かなわなかった。ここ3戦得点無しで4戦連続勝ちもなし。通算5勝9分8敗で勝ち点は24のまま、順位も変わらなかった。
3戦連続無得点…攻撃陣の立て直し急務
札幌は内容の良かった前節の鹿島戦(10日)から中5日、同じメンバーが先発し、柏は天皇杯を挟んで中2日ながら10人の同じ選手が先発した。
前半3分、いきなり先手を打たれた。左サイドからファーへのロングボールで背後に抜けられ、GK菅野との1対1をループシュートで決められた。同12分にはMF金子が相手とボールの競り合いで左膝を痛め、負傷退場。不利な状況となったが、支配率では上回った。
後半に入ると札幌はボランチのMF荒野とシャドーのMF駒井のポジションを入れ替え、攻勢に出た。17分にはFW興梠が裏へ抜け出してボレーシュートを放つなど、徐々に得点の匂いがしてきた。同34分にはFWドウグラス、トゥチッチを同時投入。より攻撃に人数をかけたが、最後まで柏の牙城を崩すことができず、前回対戦の雪辱を果たせなかった。
判定にも泣いた。前半ロスタイムに興梠がエリア内で倒され、後半28分にはエリア手前で相手のハンドが見受けられたが、笛は鳴らず。ペトロビッチ監督も「PKをもらってもおかしくないシーン」と嘆いた。ただ、結果的には3試合連続の無得点。次節のホーム名古屋戦は代表戦を挟むため、2週間後。まずは攻撃の立て直しが急務だ。