ファイターズ
2022/02/12 13:31

大海 メジャー式秘密兵器「キングオブザヒル」導入

投球練習前にキングオブザヒルを使い、動きを確かめる伊藤(撮影・中田愛沙美)

 秘密兵器がついにベールを脱いだ。国頭での2軍キャンプに参加している伊藤が、前日10日に届いたばかりの野球ギア「キングオブザヒル」(7万6900円)を初披露。米大リーグ25球団で導入されている代物だ。

 新兵器の正体は重さ約10キロのプレート。腕の力に頼らずに下半身を使って投げることを体に意識させることができ、投球時に軸足で正確に強く押すと「カチカチ」と音が鳴る優れ物だ。

 この日11日、ブルペンでの投球練習前に使用し「軸足の動きを確認するのにいいのかなと思った。キャンプ中も含めて、今後も使っていきたい」と笑顔で振り返った。

 YouTube動画で器具の存在を知ったのは大学3年の頃。「試してみたかったが、大学生で買う余裕がなかった。自己投資という意味で今年の自分に対して先行投資しました」。けが防止や球速アップの効果もあるとされ「地面の力をうまく利用するという意味で必然的にそうなると思います」と期待する。

 新型コロナ感染でキャンプインに出遅れたが、6日からチームに合流した。「状態はいいですし、体の不安はない。どんどん出力を上げて、いつでも実戦に行けるような状況まで持っていきたい」と力強い。

 プロ2年目を迎える今季のテーマは「攻」。変化を恐れず、突き進む。

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