【月刊コンサドーレ10月号】宮澤裕樹インタビュー「もっと勝ちたい。もっとサッカーがうまくなりたい」《赤黒の肖像》
文=斉藤宏則 写真=溝口明日花
25日の発売前に、途中まで読めます
道新スポーツデジタルでは、毎月発行されている「月刊コンサドーレ」の記事の中から一部を抜粋し、発売に先がけて公開します。今回は9月25日に発売される10月号からMF宮澤裕樹(37)のインタビュー「赤黒の肖像」を紹介。記事の途中までですが、購入前の参考にしてください。
今年6月に37歳を迎え、プロ19年目のシーズンを戦うMF宮澤裕樹。長年の経験で培った予測力や判断力を武器にしながらも、変化する現代サッカーへの適応と自身の進化を追い求めている。2012年のJ1で味わった悔しさ、17年のJ1残留で得た喜び、そして今年、30周年を迎えて改めて感じるクラブへの愛着。赤黒とともに歩み続けてきた男の現在地と、J1昇格への思いに迫った。
「ごまかしは効かない」だからこそ
——今年6月に37歳を迎えたいま、どういった心境でサッカーに取り組んでいますか。
近年ではサッカーという競技自体が、フィジカル的要素がより強く求められる時代になっています。アスリート性を全面に押し出してぶつかり合うのが大まかなトレンドと言えるでしょう。そのような中で、自分もそのトレンドに適応していく。その土俵で勝負して勝っていく。そのためにコンディションを整えて、フィジカル面を維持するといった部分に注力しながら取り組んでいます。
自分がこれまで培ってきた経験値や予測力などを生かせば、今のトレンドとは違った戦い方でうまくやれると思います。でも、そうではなく、あくまで現代サッカーで求められているものに順応したうえで戦っていきたいんです。経験値などを生かして要領よくやることは、あくまでもプラスアルファとして武器にする。そういう意識ですね。

——ハードな道を選んでいる、という見方もできます。
もちろんキツいですよ。足の状態などを常に気を使いながらやっていますし、年齢も重ねていますから、若い頃と比べて体力などの回復も時間を要するようになったので。でもやっぱり、都度変化するサッカーのトレンドには挑み続けていきたい。要求されるハードルをクリアしたうえで、そこに自分の特徴を加えていくのが理想。ただし、求められるフィジカル的要素の基準は年々非常に高まっており、あらゆるものが明確に数値化される。ごまかしが効かないので大変です(笑)。
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■プロフィール 宮澤裕樹(みやざわ・ひろき) 1989年6月28日生まれ、伊達市出身。身長182㎝、体重76㎏。室蘭大沢FCを経て室蘭大谷高(現北海道大谷室蘭高)へ進学。高校時代から年代別日本代表に選出され、2008年に札幌へ加入。同年5月3日の京都戦でJリーグデビューを果たし、同17日の名古屋戦で初ゴールを記録した。10年から背番号「10」を背負い、FW、MF、DFと複数のポジションでプレー。16年からは主将を務めるなど、長年チームをけん引してきた。26年でプロ19年目を迎え、札幌一筋でプレーを続けるクラブの象徴的存在。