ファイターズ
2026/09/09 19:20 NEW

《ハム番24時》進藤の球を受けた郡司の気持ち 9月9日


 マスクをかぶっていた郡司にとってもレアな出来事だった。8日のソフトバンク戦。13点差の八回2死三塁で、捕手の進藤がマウンドに上がった。逆転の可能性が低い〝敗戦処理〟の局面。投手の消耗を避けるため、首脳陣がメジャーでも見られる野手登板の策を講じた。

 記者は、プロで捕手が登板する光景を初めて見た。一夜明けて、受けていた郡司に心境を聞くと「まさか、進藤とバッテリーを組むとは。あんな経験はなかなかないですし、楽しかったですね。球は良かったです。(打席に立った)柳町もやりづらかったと思います」と驚きを交えて答えてくれた。

 キャッチボールすら行わず、ぶっつけ本番の登板指令に従っていた。当然、バッテリーで打ち合わせをする時間もなかった。初球、142キロを計測。サイン交換は不要だったそうで「変化球はたぶん、投げられないんじゃないですか。僕はど真ん中に構えていただけです。すごい球を投げられるのは、彼の送球能力の高さですね。でも、やっぱり球の質というか…。同じ142キロでもピッチャーの球は違うなと思いました」と素直な感想を口にした。

 捕手として投手を支えてきた郡司に、投球願望はあるかーと質問した。「僕も進藤と同じで、人生で一回もマウンドに立ったことがないんです。立たせてもらえなかった。プロ野球選手では、なかなか珍しいタイプだと思います。絶対に(野手が登板するような展開に)ならない方がいいですけど、もし機会があれば、投げてみたいです」。敗色濃厚にならないと実現しないため、不謹慎だが、いつか、ピッチャー郡司も見てみたい…。

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