3年ぶりV狙う北海が秘密兵器導入 難関国公立志望するSクラスとのコラボで投手陣の球速アップへ
エース森健成ら投手陣をデータ分析
最速155キロ右腕のエース・森健成(2年)を擁する北海が、今年4月から東京大学など難関国公立を志望する「Sクラス」との共同研究に取り組んでいる。村田学術振興・教育財団からの助成を受けて、MLBやNPBが導入する地面反力を測定するフォースプレート「BPAT」と光電管センサーを購入し、森を中心とした投手陣をデータで分析。さらなる球速アップの可能性を探っている。
パフォーマンス向上プロジェクト
研究テーマは「データで『強さ』と『速さ』を極める! 夏の甲子園全国最多出場の北海高校野球部×Sクラス パフォーマンス向上プロジェクト」。校内屈指の成績優秀な11人の2年生が、これまであまり接する機会がなかった野球部と一緒に、同じ目標に向かって探究に取り組んでいる。
統計学で選手の能力をデータで分析する「セイバーメトリクス」を始め、投球時の回転数や回転軸、変化量を測定するラプソード、日本ハムの本拠地・エスコンフィールド北海道にも設置されている投球や打球の軌道を測定する光学トラッキングシステムのホークアイなど、現代野球に「科学の目」は欠かせない。
今回、北海が導入したのは、2枚のセンサー上で垂直跳びをすると、様々なデータが数値となって現れる優れもの。野球のほかにもプロバスケットボールのBリーグや、Wリーグ、さらに長野の白馬ジャンプ競技場にも導入されている。価格は55万円と高額だが、販売するスポーツセンシング(本社・福岡)の担当者によると、高校単位での導入は「全国的に極めて珍しい」という。
測定して分かった地面を押す強さ
新チームで背番号1を手にした森は「地面を押す力が強いっていうのは数字で出て分かった部分。あと、上半身のパワーが少し足りないっていうところも見つかったので、そこはトレーニングのメニューにもつなげられた。Sクラスの生徒とも探究を通していろいろ話もしたので、そこは楽しいです」。これまでとは違った角度からのアプローチで見えてきた可能性を探り、球速アップに取り組んでいる。
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