ファイターズ
《ハム番24時》5月14日
2軍楽天戦に人生初のセンターでフル出場した吉田が試合直後にユニホーム姿のまま外野へ。先に球場から寮に引き揚げた西川、今川、上川畑らに驚かれながら、黙々と汗を流していた。
なかなかない光景。珍しいなと思っていると、こんな裏話があった。試合中のベンチで、吉田が3打席目に入る前に、打てなかったら走ると宣言。「1、2打席目がしょうもなかったので、自分にハッパをかけるために何かやらないとなって、周りに言ってプレッシャーをかけていました。ダメだったので、シンプルにそれもありますけど」
六回先頭で迎えた第3打席の結果は三ゴロ。自分に喝を入れる意味もあったが、ほかに意図もあった。「足が動かないとバッティングにいいイメージがないので、それも含めて。ポール間でなくてもよかったですけど、きょうは入りからちょっと動きがあまり良くないなって、案の定だったので。ここから夏場に入って体が動かなくなったら、どんどん苦しくなるので。1軍に行った時にきついとかじゃ話にならない。そういった意味を込めてポール間を選びました」。慣れない守備位置に就いて疲れもある中、ポール間走10本を走りきった。
今季は開幕1軍入りを果たしたが、先月20日に出場選手登録を抹消された。この日は4打数無安打に終わったが、2軍ではここまで打率.380の成績を残している。試合後、静まりかえったグラウンドで1人走る姿に、吉田の強い意志を感じた。