《鶴岡慎也のツルのひと声》コンディション良く臨まなくては抑えられないホークス打線
■パ・リーグ3回戦 日本ハム4-8ソフトバンク(3月29日、みずほペイペイドーム) 試合詳細はコチラ
紙一重だった3連戦の試合展開
まさかの3連敗。これは痛い。ただ、ファイターズが弱かったわけではない。ホークスが強かった。3試合とも紙一重。両チームによるタフなゲームは今後も続いていくこと必至だ。バックアップメンバーを含め、力はきっ抗している。現在、ともにベストメンバーを組めているが、主力にけが人が出た方が劣勢を強いられそうだ。
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この日の試合に限れば、やはり有原の出来に触れざるを得ない。6回10安打7失点。要因は2つある。まずは真っすぐ系の球速。通常よりも出力がなかった。となれば、チェンジアップなどの抜け球に付いてこられてしまう。
バッテリーのコンビネーションもこれから
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もう一つは布石を打てなかったところ。もともとストレートの割合は多くない投手ではあるが、チェンジアップやフォークを生かすためには、序盤に直球やカットボールで内角を突く必要がある。それが足りていなかった。「もったいない」ではない。完全に攻略されてしまった。
ただ、有原は尻上がりに状態を上げてくる。昨季もそうだった。そしてバッテリーのコンビーネーションもそうだ。女房役の田宮に〝本気のボール〟を投げたのは今回が初めてだろう。有原がサインに首を振るシーンも少なくなかった。バッテリーとは、組めば組むほど味が出てくるもの。この日、ワイルドピッチによる失点もあったが、ワンバウンドする球がどのような軌道なのか。そういった特徴も今後、どんどん分かってくる。いずれにしても、各ピッチャーがコンディション良く臨まなくてはホークス打線を抑え込むのは難しい。
心強いファンとともに再スタートを
打線はしっかり振れている。皆、合わせにいっていない。次カードはエスコンに帰ってのロッテ3連戦。流れは変わる。放送席から見ていて、ホークスファンの圧を感じた。ベンチにいたら、なおさらだろう。ファイターズにも心強いファンが付いている。優勝するチームだって、長いシーズン中には3連敗を喫することはある。それが開幕カードに訪れただけのこと。そう割り切って再スタートを切ってもらいたい。