ファイターズ
《岩本勉のガン流F論》やはり強いホークス 「いける」という雰囲気をつくらせない
■パ・リーグ開幕戦 日本ハム5-6ソフトバンク(3月27日、みずほペイペイドーム) 試合詳細はコチラ
繊細さを欠いたものの
開幕戦のマウンドに立った伊藤。結果は六回途中5失点。キャンプからWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)と、そのままの調子でペナントレースに入ってきた。そんな印象を受けた。出力は上がっている。ただ、どこか繊細さに欠けていた。彼の良さはライン出し(コース)。キャンプから時折、見せていた「えい!やあ!」が気になっていた。この日、痛打されたシーンも、ことごとくキャッチャーミットの構えからボールが2つ3つ甘くなっていた。そこはホークス打線。決して見逃してはくれなかった。
ただ、安心もした。WBCでの敗戦で、心ない誹謗(ひぼう)中傷を受けた。それでも表情には自信がみなぎっていた。WBC帰り、開幕戦。特別な試合に違いなかった。「俺がやらなきゃ」。そんな思いが強かったはずだ。次の登板で「さすが伊藤」という姿を見せなければならない。特別な試合は終わった。2026年を特別なシーズンにするために、ここからストーリーを築き上げていってもらいたい。