上川町出身の勢藤優花は12位 3度目五輪へ札幌で上昇気流つかまえる【ジャンプ女子W杯札幌大会】
1回目の飛躍は11位だった勢藤=撮影・金田翔撮影
■ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯札幌大会(1月24日、札幌・大倉山ジャンプ競技場、HS=137メートル)
▽個人第21戦
五輪前、男女通じて国内最後のW杯が開幕。日本勢は全部で9人が出場し、ミラノ・コルティナ五輪代表の4人は、丸山希(27、北野建設)の4位を最高に、上川町出身の高梨沙羅(29、クラレ)が11位、同町出身の勢藤優花(28、オカモトグループ)が12位、下川町出身の伊藤有希(31、土屋ホーム)が18位に終わった。25日も同ジャンプ場で第22戦が行われる。
一度は引退を決めたが3度目の五輪へ
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4年前、一度は引退を決意した勢藤が再び日本代表として3度目の五輪に挑む。1回目11位から2回目に順位をひとつ下げて12位でフィニッシュ。「理想はヒルサイズを越えることを目標にしているんですけど、きょうは割と安定して(試技を含めて)3本同じスタートができた。それを崩さないでプラス、もっと遠くに飛ぶために恐怖心だったり自分の気持ちに負けないようにする準備が必要。継続することが(調子を)維持することの大事な一歩でもあると思う。今は継続することが五輪につなげるための準備」。本番前最後となる25日の個人第22戦で、さらに手応えをつかむ。

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看護師になる道を考えていたが…
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自身2度目の五輪となった22年の北京大会前に引退を決意。しかし五輪後に翻意した。23日の会見では「4年前は私の中で競技人生を終えて、次の目標とする看護師になる道も考えていました。オリンピックが終わってコロナの隔離をしている期間中、いろんな競技を見たりしている時に、五輪でメダルを獲得することと、W杯で表彰台に立つという、自分の目標を一つも達成できないまま終えるのは、この後の人生でも全て中途半端に終わってしまう。ジャンプをやる環境があるのであれば、また次のオリンピックに向けて挑戦したい、と考え直しました」。24年4月から現在の所属先の支援を受けて競技を続行してきた。

自分がやりきったと思えるまで
どんなに実力があるアスリートであっても、活動を続ける環境を整えることができなければ、スタートラインに立つこともままならない。なかでもマイナー競技ならなおさらだ。「やめるやめないは自分ではあまり期限を決めていないので、もしかしたら明日やめる、となるかもしれないが、自分がやりきったと思えるまで、ジャンプをやる環境があるのであれば最後まで頑張りたい」。今は目標とする五輪とW杯での表彰台にあがる夢を諦めるわけにはいかない。
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だからこそ、自らの夢を応援して支援してくれている存在に、このうえなく感謝の気持ちを抱く。会場には帯広を拠点とする所属先の社員が応援に駆けつけた。「普段の国内試合よりもたくさんの方が応援に来てくれて、首からかけるマフラータオルみたいなものを作って応援してくれていた。また明日たくさんの社員さんが来てくれるので、もっと良いジャンプができるように。オリンピック前最後のジャンプなので、しっかり成績で返したい」。これまでのW杯最高成績は4位。積み重ねてきた技術や経験を全て出し切ることができれば、最高のご褒美が待っているはずだ。
