【一問一答】藤田琉生 米国自主トレ同行の達孝太に誓う恩返し 渡航費約150万円も「それ以上の価値」
鎌ケ谷で自主トレを行う藤田琉=撮影・桜田史宏
達と行った超有名な絶景ポイントは…
日本ハムの高卒2年目左腕・藤田琉生投手(19)が7日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレ。練習後、昨季8勝を挙げるなどブレークした達孝太投手(21)に同行した昨年12月の米国自主トレを振り返った。3学年上の先輩右腕と練習することになった経緯、現地でどんな生活を送っていたのか。一問一答は以下の通り。
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―達と米国で自主トレ。どうだったか
「文化がやっぱり。言葉とかも違いますし、食事も違いますし、一番自分が驚いたのはトレーニングの文化が違うかなと。日本は日本人特有の体の使い方があるな~って感じましたね。自分の中で」
―どのあたりで違いを感じた
「自分は(比べるものが)ファイターズだけになっちゃうんですけど、ファイターズは結構、ウエート(に比重を置いて)今、頑張っているんですけど、海外の方はもう体が小さい頃から出来上がっていて、なんて言うんですか、ファンクショナルっていう動作系(のトレーニング)が多いですね。自分たちは結構、今、重量を上げたりっていうのを頑張ってますけど、逆にそれはもう外国の方は先に終わってしまってるので、それをどう野球に生かすか。そのための動作系のトレーニングが多いかなっていうのは、2週間ですけど、行って感じました」

―今回、達と一緒に米国自主トレに行くことになった経緯は
「『自分も行ってみたいな』っていうのをボソッと言った時に『じゃ、行ってみる?』みたいなことを言っていただいて。そこで一回、たぶん話は終わってたんですけど、(昨秋の宮崎)フェニックス・リーグの途中ぐらいに『今年、どうするの?』って言われて。自分、何も決まってなかったんで『高校にあいさつぐらいですかね』って言ったら『じゃあ、その前にちょっとアメリカ行ってみない』って誘っていただいて。何か吸収できるものがあれば自分も、達さんからもアメリカからも(吸収)していきたいなと思ったので、『行かせていただきます』っていう話をして。誘っていただいたのが経緯です」
―「自分も行ってみたいな」と言ったのはいつ頃か
「5月とか、本当の最初の方で。たまたまちょっと2人でご飯行った時に、話を聞いているうちにアメリカに行ってみたいなって。自分も最初から(将来は)メジャーリーグに行きたいって言ってるので、なんか先にいいものを吸収できたらと思って。じゃ、行ってみたいなと思ってた」
―それを達が覚えてくれていた
「うれしいですね」
―フェニックスの時にラインか何かで連絡が来た
「ラインが来て、正直、自分も驚いていて。最初はほんとに冗談かなと思ってたんですけど、『本気で行くんだったら、一緒に行こう』って言われたんで、自分も本当に行きたい思いが強いんで、『行きたいです』って言って」
―費用はどうしたか
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「飛行機は自分で出して、トレーニング代とかも自分が出して。でも食事代は達さんが全部持ってくれたので、本当に助かったというか。運転とかも達さんがしてくれたので、来年はちょっと…。来年も自分は行こうと思ってるので、迷惑かけないように免許とか取ろうかなって(笑)」
―現地では、持っていった石井米などを食べて
「そうですね。ご飯を持っていったので助かりましたね。食事面では意外と問題なく。達さんが去年の反省を生かして(笑)」
―それは心強い
「そうですね。普通にいつも通り、そんなハンバーガーとかも食べることはなく、しっかりご飯を食べたんで、自分は良かったと思っています」
―ご飯は達が作ってくれた
「達さんが最後らへんはなんかちょっと作ってましたね。ステーキとか焼いたり、いろいろYouTube見ながら、すごく料理人らしくやってましたね(笑)。最初は高橋通訳がいたので、やってくれたり、時々、外食に行ったりを繰り返してましたね」
―絶景スポットにも行った
「グランドキャニオンですね。奇麗ですね。敷地がすごいっすね。やっぱ日本じゃ見えない景色だなっていう。感動したっすね」
―登って行った
「グランドキャニオンは逆に下がるんですよ。だいたい車で行ったのがもう頂上なんで、そこから下がってくる。行きに下りるのは簡単でしたけど、上りがきつくて(笑)。自分と達さんと高橋通訳と3人で行ったんですけど、みんな帰りは息切れしていて(笑)」
―米国で衝撃的な出会いはあったか
「みんなすごいっすよ、もう体とか見る限り。日本人じゃありえないですよね、筋肉。ありえないっていうか、言い方悪いですけど、すごい。やっぱり太いっすね、全体が。これは強い、パワーとかすごいなって感じます。日本人にはない太さというか」

―米国で初めて取り組んだトレーニング、これからもずっとやって行きたいトレーニングは
「収穫しかなかったですね、逆に。日本ではあまり自分ではやったことないトレーニング。アメリカで結構、ほぼ全部そのトレーニングだったので、これはシーズン中に生かしていけるなっていうのは、あっちに行きながら思いつつも、全部が全部いいとは限らないので、しっかり自分で取捨選択してやっていこうかなっていうのを感じました」
―2週間の期間で肉体的に変化は
「いや、肉体改造が目的じゃないですね。自分は達さんのそばで学べることは学んで、それを収穫して、鎌ケ谷で生かすっていうための準備だと思っていたので。基本は自分は収穫を主にやってました。いろんなことを視野広く持ってやっていました」
―なかなかできない経験。達に感謝
「気に入っていただいてるうちが華なんで。いつ離されるか分からないんで(笑)」
―トレーニング代、飛行機代だけでもかなりの費用
「結構かかりましたね。200万弱。合計200万はいかないですけど、150ぐらいじゃないですかね。それ以上の価値があったので、行く価値は自分はあるかなっていうのは感じました」
―英語は大丈夫でしたか
「全く無理っすね(笑)。達さんは結構、日常会話はいけていて、結構しゃべってましたね。自分は本当に、もう今年は英語も頑張ろうかなって思いました」
―アメリカに行ったことは
「行ったことないです。初めてです」
―海外は
「1回、高校の時に侍ジャパンで台湾に行ったんですけど。それはもう(現地の人と)話すとかなかったので。本当に日常というか2週間、長い期間で行ったのが初めてです」
―来年に向けて、免許と
「免許と英語と野球ですかね」
―活躍したら、達への恩返しにもなる
「ちょっとは恩返しできるようにしたいです。すごい(達に)ストレスかかってたので、疲労とかたぶんすごかったんだと思う。ずっと運転してくれてたんで。結構(な距離を運転)してましたね」
―現地では有名な選手に会ったか
「いたっすけど、メジャーリーガーの選手が2人ぐらいいて、ちょっと名前忘れちゃったんですけど。でも結構、メジャーで活躍してる方で。ドライブラインに1人。ドライブラインはなんか、みんな体でかいので、みんながみんなメジャーリーガーみたいに見えるんですけど(笑)。身長は負けてないんですけど、体格っていうか肩幅とかすごい。脚とか、すごい太いので」
―自分の方が小さく感じる
「身長だけは自信あるので。全然、身長だけは勝っていたんですけど、あの中に紛れ込むと細いなって」
―1年前に比べると、体も大きくなっているが、そう感じた
「そうですけど、いや、なんか苦しかったですね、あそこにいると」
―昨年1年間で相当、大きくなったのでは
「体重が入団ぐらいで96(キロ)なんで、今は110キロぐらいに」

―110キロはキープしていくか
「だいたいキープですね。まあシーズン中だと108キロぐらいになるんじゃないですかね、ちょっと減らして。今はちょっと増やして、ウエートを頑張ってこれを筋肉に変えていくので。そしたらたぶん108キロで筋肉量が増えるんじゃないかなっていうのは自分の中で計算してますね」
―まず今季は1軍で投げたい
「そうですね。1軍で投げたいですけど、まだまだ長い人生があると思うので。焦らず、まず目の前のことをしっかり大切にしてやっていこうかなって。この1年間、そんなチームも焦る状況じゃないと思うので、必要とされた時にしっかりずっと1軍にいられるようなピッチャーになれればいいかなって自分の中で思ってるので」