インハイ準Vの日本航空北海道が3回戦敗退 U18日本代表の庵原有紗「最悪な終わりでした」【ウインターカップ女子】
大阪薫英に惜敗し号泣しながら会場を後にする日本航空北海道の庵原(右)=撮影・中本翔
■全国高校バスケットボール選手権 第3日(12月25日、東京体育館)
▽女子3回戦 日本航空北海道80-83大阪薫英
創部3年目の日本航空北海道は、前半を終えて最大28点差を猛追したが、最後は3点差で大阪薫英に敗れた。夏のインターハイ準優勝を糧に24日の2回戦では今大会初勝利を挙げたが、名門の試合巧者ぶりに屈し「創部3年で日本一」を達成することはできなかった。
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前半の大量失点が響き…
大阪薫英に惜敗し落ち込む日本航空北海道の選手たち
前半を終えて26-54のダブルスコア。ゴール下で頼みの綱のCカマラ(3年)もファウルトラブルでベンチに下がる絶望的な展開だったが、前半7得点に抑え込まれていたU18日本代表の庵原有紗(3年)が奮起。3Qに8点、4Qにも10点を奪って3点差まで追い上げたが、前半の大量失点が響き最後まで追いつくことはできなかった。庵原は25得点19リバウンドのダブルダブルの活躍にも「悪い時間帯で切り替えることができなくて、やられっぱなしの場面が多かった。最悪な終わりでした」と目を真っ赤に腫らしながら言葉を絞り出した。
U15ドイツ代表 庵原の卒業後の進路は…
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U15ドイツ代表。矢倉直親監督(63)に声をかけられ、来日した。180センチのオールラウンダーとして、2年時にU18日本代表候補に選出された。夏のインターハイでは北海道勢15年ぶりの決勝進出を果たしインターハイ準優勝。日清食品トップリーグでは5位に終わったが、庵原はベスト5に選出された。1年生軍団として始まった3年間を振り返り「最初1年生だけで始めて、先輩からの指摘だったり教わることがあまりなかったんですけど、後輩も入ってきて初めて先輩という立場になったりして、たくさん良い経験になったし、ウインターカップだったりで悔しい思いをしたこともすごくプラスの経験になった。仲間と、3年生と支え合って、本当にここまで来れたのは良かった」
第1Q、シュートを決める日本航空北海道のエース庵原(右)
「本当に日本に来て良かった」
卒業後の進路は未定。いったんドイツに帰るという。「この悔しい経験を次に生かしたい。いろいろ学べたこともあるし、本当に日本に来て良かった。この経験を忘れず、次もやりたいです」。再び来日するか、それとも海外でプレーを続けるか。北海道で学んだことを礎に、さらに大きく羽ばたく。
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■日本航空北海道でスタメン出場した、ただ1人の道産子PG中村泉咲(3年)
「前半の入りが良くなかった。リバウンドやルーズボールとかで全て負けていた。後半はディフェンスやリバウンドをして航空のバスケットを出せた。それで得点重ねることができたが、アドバンテージができてしまった、追いつくことができなかった。前半から航空のバスケットができていれば勝てた試合だった。とても悔しい」
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