伊藤大海 西川遥輝の復帰を喜ぶ 試合後の〝プチ反省会〟 「めっちゃ覚えている」エピソードとは
2021年4月7日のソフトバンク戦、四回に逆転本塁打を放った大田(背番号5)を迎える西川(中央)と伊藤
スピードスターと5年ぶりに共闘
日本ハムの伊藤大海投手(28)が西川遥輝外野手(33)の5年ぶりチーム復帰を大いに喜んだ。「遥輝さん、うれしいです」。一緒にプレーしたのはルーキーイヤーの2021年だけと短かったが、「結構、交流もあったので」と頼りになる先輩の一人だった。
2021年の春季キャンプ(名護)、実戦形式の打撃練習後、西川(右)にあいさつする伊藤
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西川は今月8日に本拠地・エスコンフィールド北海道で入団会見を行った。その際、顔を合わせることはできなかったというが、再会を心待ちにしている。入団当時、5学年上の先輩はバリバリの主力選手。新人で開幕ローテーション入りした道産子右腕にも、気さくに声をかけてくれた。
「試合が終わった後とか、アドバイスじゃないですけど、なんであそこ、あれ行ったん?みたいなとか。プチ反省会みたい感じで」。外野の守備位置から感じたことなど、率直に口にしてくれた。
今ではいい思い出 「遥輝さん、そういうの厳しいです」
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「めっちゃ覚えている」というエピソードもある。プロテインを作ろうとしていた時のこと。「ちょっとペットボトルの水を捨てたんですよ。ちょっと怒られた感じで。おまえ、飲み水捨てるんかみたいに言われて。遥輝さん、そういうの厳しいです」。ハッとさせられたことを懐かしそうに振り返った。
日本ハム時代から、後輩たちに野球道具を大事に扱うことの大切さを説いてきた。万波ら若手選手がバットを袋に入れて保管するのは、西川の助言があったから。伊藤は「ジェイ(野村)とかあの世代の子たちは、めっちゃ言われていたらしくて。ヘルメットか何かも下に置かないですよね。そういう人、大事です」と尊敬のまなざしを向ける。
2021年10月21日のソフトバンク戦、試合終了後、10勝目を逃した伊藤(右)をねぎらう西川
確実に力強く成長を遂げた道産子右腕
自身はプロ5年目の今季、2年連続の最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得。沢村賞にも輝き、球界を代表するエースに成長した。
「今、話すとまた(当時とは)違うと思うので」。チームを引っ張る立場となった今、頼りになる先輩の存在は何より大きい。
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