細野晴希&進藤勇也&宮崎一樹 同期トリオが爆笑エピ連発 細野「不審者と間違われて警察が…」
イベントを終えた細野(中央)、進藤(右)、宮崎(左)=撮影・近藤裕介
毎年恒例の鎌スタ☆クリスマス会
日本ハムの細野晴希投手(23)、進藤勇也捕手(23)、宮崎一樹外野手(24)が14日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で行われた「鎌スタ☆クリスマス会」に参加し、暴露話あり、失敗談あり、クレームありと、同期らしく遠慮のない掛け合いで場を盛り上げた。
【ファイターズの最新記事はコチラ】
霧雨が降り続け、あっという間に手がかじかむ寒さの中、同期トリオの軽妙なトークがスタンドのファンを温めた。MCのHTBアナウンサー・菊地友弘さんに呼び込まれ、おしゃれな私服姿で登場。まずは雨男探しからスタートし、進藤が細野と宮崎に疑いの目を向けた。
細野は「雨男といえば、達が有名だと思うんですけど、僕は中止にならない方の雨男でして、試合前まで雨が降っていることが多い。(きょうも)できて良かったです」と苦笑い。宮崎も「国頭(秋季キャンプ)の締めのあいさつをしたんですけど、雨で史上初の室内でした。もしかしたら、雨男かもしれないです」と認めた。
トークで盛り上げる(左から)細野、進藤、宮崎
F党も大満足のエピソード続々
トークコーナーでは、進藤から宮崎へのクレームがさく裂。「出かける用事があって、宮崎もちょうど予定があるということだったので、駅まで車で送ってもらうことになったんです。試合が終わって、何時に出る?って聞いたら、『シャワー浴びたらすぐ出るよ』と言われたので、僕もシャワー浴びて待っているね、と話をして。でも待っていても全然、連絡が来なかったので、駐車場を見たんですよ。もう車、なかったです」。裏切りを暴露された宮崎は「いや、そのー、進藤から連絡があるものだと思っていたので。全然、連絡がなかったので、良いのかなーと思って、出ちゃいました。忙しかったので」と言い訳し、頭をかいた。
エスコンフィールドを描いた宮崎
入寮時を振り返る際には、宮崎が「入寮ではないんですけど、進藤とキャンプに前乗りした時に、(元チームメートの加藤)豪将さんがめっちゃ声をかけてくれて、『緊張しなくて良いからね』と言ってくれて。2人で、豪将さんみたいになれたらいいね、と話したのを今、思い出しました」。現在、ブルージェイズの球団スタッフとして活躍する先輩に感謝した。
一方、進藤の「ファイターズの選手、皆さん優しいなと思いました」という優等生発言には、すかさず細野が「猫かぶっていますねー、思ってもいないことを」とツッコミ。クリスマスらしさを演出するトナカイのかぶり物姿を披露した女房役は、「トナカイは、かぶっていますけど、猫はかぶっていないです」と上手に否定し、笑いを取った。
自画像を描いた進藤
今オフから1人暮らしを始める細野が、「自炊はできないので、作ってくれる人、いますよね? めんどくさいとかではなくて、プロの人にやってもらった方が良い」と料金を払って料理を外部委託する意向を明かすと、ここぞとばかりに進藤が反撃。「僕、心配です。細野は、こういう坊ちゃん気質があるんですよ(笑)。なんでもしてもらえると思っている。直してほしいですね。もっと、なんでも自分でやってほしいなと思います」と、バッテリーを組む相棒にハッパをかけた。
カビーを描いた細野
女性だったら付き合いたい選手は?
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
少しハードルの高い「最近の面白かったエピソード」というお題には、細野が「あるんですよ。1個、めちゃめちゃおもろいのが」と挙手。「青山の駐車場に車を止めて、地下2階だったんですけど、初めてで、帰る時に間違えて地下3階まで行っちゃったんですよ。高級車が、わあーって並んでいて、車が好きなので、1周ぐるっと回ったんです。そしたら不審者と間違われて、警察を呼ばれました(笑)。4人、来ました」と驚きの体験を明かした。その後、左腕を知る警備員が現れて無事、解放されたが、警察にはプロ野球選手だと気付かれず「まだまだ、知名度が足りませんでした」と自省していた。
トークで盛り上げる細野
宮崎は「面白くはないんですけど」と前置きしつつ、「この前、おとといぐらいに新宿を歩いていた時に、路上ライブをやっていて、普段は足を止めないんですけど、3、4曲、聞き入っちゃって。女性なんですけど、すごい声が低くて、特徴的だったんです。今はまだスポットライトが当たっていなくても、すごい人になるんじゃないかなと思ったら、自分と重ねちゃいました。この人みたいに、かっこ良く生きたいって、おとといぐらいにありました」と刺激になった出来事を明かした。
トークで盛り上げる宮崎
「自分が女性だったら、付き合いたい選手は」という質問には、細野が「福田俊さん。見た目は、空港で見たらどこかのヤンキーかなと思ったんですけど、本当にすごい優しくて、後輩の面倒見がすごく良くて、ご飯にも連れて行ってもらっているので、僕が彼女でも優しくしてくれそうなので、福さんで」。進藤が「ジェイ(野村)さんです。僕もジェイさんに良くしてもらっているので、後輩の面倒見も良くて、優しくて頼りになる先輩なので」。宮崎が「(松本)剛さんですね。顔です」と三者三様の回答で盛り上げた。
トークで盛り上げる進藤
今年の漢字 互いにやめてほしいことも
「この選手のこれだけはやめてほしいこと」のテーマでは、進藤が「本当にやめてほしいので、この際なので言わせてもらいますけど、宮崎の部屋が汚い。本当にやめてほしいです。皆さんの宮崎の印象もあると思うので、あんまり言いたくないですけど、ゴミ屋敷です」と暴露。宮崎は「言い過ぎです、言い過ぎです」と否定し、細野が「いっぱい、ものがあります」と柔らかくまとめたが、再び進藤が「ものじゃないです。ゴミです。歩く場所ないです」と、たたみかけた。
今年の漢字には、宮崎が「変」、進藤が「明」、細野が「楽」をチョイス。それぞれ「僕は今年のテーマが変化の〝変〟だった。今年1年、自分も変わろうと思って、いろんなことを試して、いろいろ取り組んだので、変化の変だなと思いました」、「今年1年、課題が〝明〟確になった年だったのと、僕自身、あまり感情を出さないタイプなんですけど、試合中にもしっかり、明るくプレーするということも意識していた部分なので、そういった意味で」、「うまくいかないことが多かったですけど、そういうことはすごい好きなので、まだまだ足りないところが多い自分に、自分自身がすごく〝楽〟しみなので、この漢字にしました」と理由を説明した。
今年の漢字を披露する(左から)宮崎、進藤、細野
2026年シーズンを大ブレークの年に
ファンとの交流を終えた3人は口を揃えて「記事だと伝わらないかもしれないですけど、本当に寒かったんですよ。そんな中でも、たくさんのファンの人が来てくれて、本当にファンの人たちの温かみを感じられました」と感謝した。
プロ3年目を迎える来季は同期トリオで1軍の主力となり、寒さに負けずに足を運んでくれた人たちに恩返しする。
