宮崎一樹「ちょっと狙っていました」 積極的なアタックが功を奏し、松本剛に〝弟子入り〟
2軍戦の試合前練習で会話を交わす宮崎(左)と松本剛=撮影・中田愛沙美
■イースタン・リーグ11回戦 DeNA2-5日本ハム(6月29日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハムの宮崎一樹外野手(23)が、同じ右打者で選手会長の松本剛外野手(31)に〝弟子入り〟している。29日の2軍DeNA戦(鎌ケ谷)は途中出場し、七回の初打席でレフトへ二塁打を放つなど存在感を見せた。
【道スポが全部読める! お得な年払いプラン】
同じタイプの外野手で実績もある
前日28日の試合後、宮崎は室内練習場で打ち込んでいた松本剛に「ちょっと狙っていました」と近づいた。思惑通り、一緒に練習する流れになった。「剛さんは(同じ)右(投げ)、右(打ちの)の外野手で首位打者を取っている実績もある。どんなことを聞いても何でも引き出しを持っているので、聞かさせていただいています。去年もファームで時間がかぶった時にちょっと聞いたんですけど、今年はちょっとがっついているところあります。めちゃめちゃ優しいです。それも、爽やかでイケメンですよね~」。
七回、代走での途中出場で二塁打を放った宮崎
その成果はすぐに表れた。この日は「1番・左翼」で先発出場した松本剛の代走で五回から途中出場。七回には安打も飛び出し、「バッティングで剛さんに聞いたことが(結果に)ちょっと出たかもしれないです」と感謝した。
1軍でプロ初打点もすぐに抹消に どうレギュラーを獲っていくか
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
2年目の今季は、今月13日の広島戦(エスコン)で1軍初昇格。スタメン出場した15日の同戦(同)では、プロ初打点となる適時二塁打を放った。23日に出場選手登録を外れたが、1週間半ほどの1軍生活で得るものは多かった。「悔しい思いもめちゃめちゃありますし、もっと長く(1軍に)いたい。チームを勝たせられる選手になりたい。強く思えた時間でした。当たり前ですけど、1軍にいたいと本当に強く思うようになりました」。
6月15日の広島戦、八回2死一、二塁で適時二塁打を放った宮崎
絶対的な武器
やるべきことが明確になった。「どうやったらレギュラーになっていけるか自分の中でイメージできた時間でした。1軍で活躍する人たちは絶対的な武器がある。外野のメンバー見ても、(俊足が売りの)イソさん(五十幡)、矢沢さん。役割があるので、絶対に(2軍)落とされないじゃないですか。まず僕は外野手なので特にバッティング。剛さんから盗んでって感じですね」と目をぎらつかせる。
この日の試合後も、バットを片手に室内で練習していた松本剛のもとへ直行。身振り手振りで指導を受けるなど、1時間ほどみっちり汗を流し、充実の表情を浮かべていた。
2軍戦の試合後、室内で松本剛(左)と練習を行った宮崎(中央)
【道スポが全部読める! お得な年払いプラン】