【一問一答】菊地大稀 清宮フレンズ入りに〝友達〟が意欲「練習するように言っておきます(笑)」
入団会見でフォトセッションに応じる菊地(右)=撮影・井上浩明
新庄監督の印象は…
現役ドラフトで巨人から日本ハム入りした菊地大稀投手(26)が12日、エスコンフィールド北海道で入団会見を行った。背番号は55。高い奪三振率を誇り、2023年には50試合の登板も経験している最速154キロ右腕が、新天地でさらなる進化を目指す。菊地、木田優夫GM代行の一問一答は以下の通り。
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【会見】
―(自らあいさつし)
菊地「このたび、現役ドラフトで読売ジャイアンツから来ました菊地大稀と申します。よろしくお願いします」
―現役ドラフトで日本ハムへの移籍が決定した。今の気持ちを
菊地「この2年、なかなか結果が出ずに、自分自身くすぶっていた気持ちもあるので、(移籍が)決まった電話をいただいた際に、すごく大きなチャンスだと思って。自分自身もう一回、1軍の舞台で活躍したいという気持ちが今一番、強いです」
―電話を受けた時は何をしていたか
菊地「練習して、終わりの帰り道でした」
―移籍を伝えられた時の率直な気持ちは
菊地「一番はびっくりというか。現役ドラフトの日というのは分かっていたんですけど、電話がかかってきて驚いたというか、びっくりしました」
―巨人では4年間プレー。巨人への思い入れなどは
菊地「1、2年目に、たくさん1軍で投げさせていただいて。もちろん3、4年目もたくさんの素晴らしい経験をさせてもらったので、恩返しではないですけれども、ファイターズで活躍することによって、そして交流戦、日本シリーズで(巨人と)試合をする時に投げて、恩返しというか、そういうのができればなと思っております」

―日本ハムの印象は
菊地「本当にチーム全体、選手、スタッフ全員が一つになっている。非常に強いチームだと感じていて、雰囲気もとても素晴らしいものがあって。早くその一員になって、1軍で試合に出たいというのは簡単にはいかないかもしれませんが、自分のできる、自分の良いところをアピールして、その一員となって早く戦って、リーグ優勝、日本一の輪に加われるようにしたいなと思っています」
―同じく現役ドラフト組で、大学時代にバッテリーを組んでいた吉田もいる
菊地「決まった際に連絡して、向こうも一緒にできることを喜んでいて。僕自身もずっとバッテリーを組んでいたので、とても喜びがあります。困った際にはいろいろ聞いてきて、と連絡をもらったので、本当に心強い存在でもあります。斎藤友貴哉さんも先輩なので今度、あいさつして、いろいろ聞こうかなと思います」
―ほかにやりとりがある日本ハム関係者は
菊地「鍵谷さんがジャイアンツで(在籍が)かぶっていたので、少しやりとりはさせていただきました」
―話を聞いてみたい選手、聞いてみたいことは
菊地「ファイターズには清宮フレンズというものがあると、ちょっと聞いたんですけど(笑)。清宮(幸)は同級生なので、僕も早く話してみたいですし、いろいろな方とファイターズについて話してみたいです。素晴らしい投手がたくさんいるので、いろいろ聞いてみたいです」
―自身のアピールポイントは
菊地「強い真っすぐと変化球が自分の持ち味で、空振り三振を取れることがアピールポイントだと思うので、キャンプからアピールをしていきたいなと思います」
―来季の目標を
菊地「なんとしてでも1軍のマウンドで活躍して、リーグ優勝、日本一に絶対、貢献したいと思っています」
―木田GM代行へ。菊地の一番の魅力は
木田GM代行「今、自分でも言っていたと思いますけど、空振りを取る率、三振を取る率が高いというところ。そういうピッチングができるところが最大の魅力で武器だと思っています」

―空振りが取れる投手になってほしいという思いはあるか
木田GM代行「そうですね。プロ野球に入ってきてから、ちゃんと三振を取ってきているピッチャーだと思いますし、こちらも高校時代、当時、GM補佐だった時に見たり、情報とかを持ちながらずっと注目していて。特にプロに入ってからは、球団としてずっと注目してたピッチャーなので、今までやってきたことをファイターズで、やっとファイターズに来てくれたという感じですけれども、そこでしっかり発揮してくれれば大丈夫だと思います」
―ファンへメッセージを
菊地「読売ジャイアンツから来ました菊池大稀です。ファイターズファンの皆さんはすごい応援を、まだ実際には聞いたことはないですけれど、すごい声援であったりをしているイメージがあるので、実際に僕が投げて、もっともっと北海道、そしてファイターズファンの皆さんを熱くできるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
―清宮フレンズの印象は
菊地「YouTubeで拝見いたしました。本当に興味深いというか…」
木田GM代行「入りたくなかったら、入りたくないと言って全然、大丈夫」
菊地「頑張っていきたいと思います(笑)」
―キヨコから仲間入りのオファーがあったら
菊地「快く引き受けたいなと思います」
―2度育成から支配下を勝ち取った経験を持つ。メンタル面が強いと感じる
菊地「僕の中に常にはい上がろうという気持ち、1軍の舞台で活躍したいという気持ちがあったので折れることなく。もちろん家族のサポートもありますし、なんとしても家族を幸せにしたいので頑張ろうかなと思っています」
【囲み取材】
―ユニホームの着心地は
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菊地「最高です」
―今、初めて着たか
菊地「初めて着ました」
―似合っていると感じるか
菊地「青が(ユニホームの中に入るのが)初めてなので、これから似合っていければなと思います」
―新鮮な感じがするのでは
菊地「まだちょっと違和感というか、変な感じはしますけど。これからそれがなくなってくるのかな、と思います」
―55番という背番号の印象は
菊地「ジャイアンツだと、なかなか着けられないような番号なので、もらった番号でしっかり結果を出す。それしか考えていないです」

―移籍に際して新庄監督とやりとりはあったか
菊地「まだです」
―新庄監督の印象は
菊地「本当に野球に対して熱いといいますか、よく考えている方ですし、選手一人一人の特長というか、そういうのをしっかり見て、その選手の能力を最大限に発揮させるような方なので、早くお会いして新庄監督の力になれればなと思っています」
―ファイターズではDMでのやりとりが主流。インスタはやっているか
菊地「インスタはやってないので、これからどうしようかなと思っています」
―アルフィーの高見沢さんと親交が。移籍にあたって何か言葉はあったか
菊地「まだです」
―東京ドームに招待したいと
菊地「したかったんですけど、それはかなわなかったので。次はエスコン、北海道に呼べるように。それぐらい活躍して、呼べるように頑張ります」
―自分の性格は
菊地「静かでおとなしいと思います。普段は」
―試合中は
菊地「試合中は、バッターに向かっていく気持ちを前面に出すピッチャーだと思います」
―マウンド度胸があるタイプ
菊地「そうですね。ファンの皆さまがいたり、大観衆の中で投げることが好きというか、そういう方が力が出ると思っているので。早く1軍の舞台で活躍できるようにしたいです」
―新しい環境には、なじみやすい方か
菊地「そうですね。北海道に初めて来たので、きょう、人生で。何も分からないですけど、早く選手に会って、いろいろお話をする中でなじんでいければなと思っています」
―故郷・佐渡も降雪地
菊地「北海道ほどではないと思いますけれど、寒さも。まあ、大丈夫だと思います」
―佐渡では雪道を走ったりもしたか
菊地「ありました。雪が降ったら、もうその上でランニングするしかなかったので、よく走っていました」
―雪にはそんなに抵抗はない
菊地「抵抗はないです。でも久しぶりなので、なんか懐かしい感じが、きのう来て雪が積もっていたのでしました」
―きょうは今季一番の寒さ
菊地「でも、もっとすごく寒いんじゃないかな、という感じはありましたけど、思ったよりも全然、大丈夫そうだなというのはあります。飛行機が欠航しちゃったりとかは初めて経験したので、移動が大変でしたけど。きのうとかはすごく(飛行機を)待ったりしていて」

―ご家族も一緒に来ているか
菊地「きょうは僕だけです」
―引っ越しの予定は
菊地「まだちょっと話し合い中で。(北海道と関東の)どちらにするかとかは今、話しているところです」
―お子さんもまだ小さい
菊地「そうですね、どうしようかと。向こうになるとは思うんですけど、話し合い中です」
―菊地家は北海道に縁はあるか
菊地「お母さんが言っていたのは、おばあちゃんのお母さんの兄弟が北海道出身、旭川出身みたいだ、というのは言っていました。よく昔は北海道に行っていました。僕は行ったことはないですけど」
―今も住んでいるか
菊地「もう他界されて、いないです。今はもう来ることはなくて」
―住んでいたのは、おばあちゃんの親戚か
菊地「おばあちゃんの兄弟。おばあちゃんのお母さんの兄弟。だから結構、遠いです」
―たどれば北海道に縁がある
菊地「たどれば、ですね(笑)」
―現役ドラフト当日、電話がかかって来た時に察したか
菊地「そうですね。知らない、登録していなかった番号から(電話が)来て『あ、来たな』という感じでした」
―その話は前向きな思いで聞けたか
菊地「もちろん読売ジャイアンツにドラフトでかかって、育成でしたけれど入団したので、なんとかジャイアンツの力に、もっともっとなりたかったですけど。今回、現役ドラフトで来たからには、ファイターズも本当に強いチームで、優勝争いをしているので、そこをもう1個、勝つための一員になれればなと思っています」
―巨人の田中瑛は昨年の現役ドラフトで日本ハムから移籍
菊地「そうですね、逆になった」
―今季の田中瑛をどのように見ていたか
菊地「本当に素晴らしいボールを投げてますし、今年62試合に投げていましたけど、本当にすごいなと。まさにお手本というか、見習いたいなというか、逆に僕はファイターズで、そういう活躍をしたいなと思って見ていました」
―田中瑛とは同学年
菊地「はい、同い年です」
―話す機会はあったか
菊地「はい、よく。今年、1軍にちょっと上がったんですけど、その時にしゃべったりとか、こっちに来る前に『いろいろ聞いて』と言われたので、ファイターズに関して」
―事前に聞いたことは
菊地「家をどちらにしたらいいのかとか、そういうことを聞いたりして。本当に親しみやすいチームだから、めっちゃ良いと思う、と言われました」
―清宮フレンズについて
菊地「本当に最近YouTubeで見ていたんですけど、楽しみ。楽しみというか、あまりそういうことをやったことがないので、逆に新天地でそういうことをどんどんやっていけたらという思いで、本当に会うのが楽しみです」
―踊っている人たちは本人ではなく、友達らしい
菊地「僕の友達にもちょっと連絡を(笑)。誘われるかもしれないよ、と連絡しておこうかなと思います」
―菊地の友達の名前は
菊地「キクコかな」
―名前の方がいいかも
菊地「タイコの方がいいかもしれない。タイコに聞いておきます。誘いがあるかもしれないと言っておきます(笑)」
―タイコは歌や踊りは得意か
菊地「いや、全くやったことがないので練習します。練習するように、と言っておきます(笑)。インドア派なので」
―そういうタイプの人ではない
菊地「そういうタイプではないので。でも新しいタイコを見つけるように言っておきます(笑)」