松本剛 札幌市内での野球教室に参加 胸に刻む〝雑草魂〟
子供たちと笑顔で会話する松本剛=撮影・松本奈央
改めて野球は楽しいものなんだなって
日本ハムから巨人にFA移籍した松本剛外野手(32)が7日、札幌市内で「ミルクランド北海道」が主催する野球教室に参加。道内の学童野球チームに所属する約50人の少年、少女に対して、走塁、守備、打撃などの指導を行った。「子供たちと触れ合って野球をして、子供たちの笑顔を見ると、改めて野球は楽しいものなんだなって僕自身も感じさせてもらえた。この気持ちを僕も忘れずに、子供たちも野球の楽しさを忘れずに続けていってほしいです」。

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日本ハムの屋内練習場で行われたイベント。巨人移籍が決まっていることもあり、自分が参加していいのか葛藤もあった。「きょうは本当に正直、移籍前からこうやってオファーをいただいていて。ミルクランドさんからやりたいと言ってもらっていて。移籍したので、もしかしたらなくなっちゃうのかなと不安で球団の方に聞いて。それでもやってほしいと回答が返ってきたので、僕自身うれしかった」と率直な思いを口にした。
座右の銘を受け継いだ先輩OBと一緒に講師役
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この日の野球教室で共に講師を務めたのが、2014年まで日本ハムでプレーした村田和哉ベースボールアカデミーコーチだった。自身が座右の銘にしている『名もない雑草にも陽は当たる』は、村田氏が高校の監督から教えてもらい、よく使っていたフレーズ。先輩から思いを受け継ぎ、その言葉を胸に2軍での下積み期間を乗り越えてきた。
松本剛と村田さん(右)
村田氏から「もう雑草ではない」と言われたけど
イベントをサポートしてもらい、「久しぶりに村田さんと一緒に野球をやりましたけど、やっぱりコーチだなと。教えるプロになったと思いました」と感謝。村田氏から「剛はもう雑草ではない」とエールを送られ、「まだまだ2月からもう1度〝雑草魂〟を持ってやっていきたいなと思います」と決意を新たにした。

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22年に首位打者のタイトルを獲得してから、ここ数年は苦しいシーズンを送ってきた。努力は必ず報われる-。新天地でもう1度、大きな花を咲かせたい。
