【一問一答】河野竜生 今年第3子誕生 家族の存在が大きく「家はにぎやかすぎるほど。大黒柱として頑張らないと」
契約更改を終え、会見する河野=撮影・松本奈央
復権を期す昨季のタイトルホルダー
日本ハムの河野竜生投手(27)が27日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨み、400万円ダウンの年俸8600万円でサインした(金額は推定)。昨年は最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したが、今季は成績が振るわず、再出発を期した。一問一答は以下の通り。
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ーサインは
「しました。ダウンです」
ー提示を受けてどんな気持ちか
「悔しいですね」

ー特にどんなところが
「チームが優勝争いをしている中でその戦力になれなかったということもありますし、ポストシーズンをやっている中、チームに貢献できなかったので、そこが悔しかったです」
ーシーズンを振り返って収穫、課題は
「全部が全部、悪かったわけではなくて、春先はいいパフォーマンスを出すことができたと思っています。それを継続しきれなかったというのが今年の結果。いい悪いの差をどれだけ少なくできるか。調子が悪い時も当然ありますけど、その中でどういうパフォーマンスを出せるか。そういうところをもっとレベルアップできたらいいかなと思います」
ー強化したいところは
「全て。心技体ともにレベルアップしないと、1軍のマウンドにはなかなか上がれないと思う。常に高いパフォーマンスを出せるようにこのオフ、体を鍛え直す期間にもなるので、今よりも大きく、強くしたいです」
ー球団からはどんな話が
「春先はよくやってくれたと。ただ、もっとできるだろう、やってもらいたい、という言葉もあったので、期待してもらっている分、その期待に応えたいなと思いました」
ー今年は第3子が誕生。父として思いが入る部分も
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「子どもが3人いて、家はにぎやかすぎるほどですけど、家族みんなが何不自由なく生活するために、僕が大黒柱として頑張らないといけないなと思います」

ー来季はどんな結果を
「リリーフもいいピッチャーが多いですし、トレードで左の島本さんが入ってくる中で、競争は激しくなると思います。みんな、勝っている場面で投げたいという思いを持っている。僕ももちろん、そこに割っては入れるように。イチから競争になってくると思うので、勝ち取って。シーズン通して最後までいることが大事だと思いますし、それが結果につながると思う。1軍にい続ける、投げ続けることを目標にしたい」
ーオフはどのように過ごすか
「エスコンでトレーニングしたり、妻の実家の方でトレーニングしたり」
ー現在、トレーニングで考えていることは
「去年より、真っすぐのスピードが落ちたというところがあったので、そこが一つの原因だと思います。いつもウエートはやっていますけど、もっと高重量を扱ったり、瞬発系、柔軟性も大事になってくると思う。土台として、大きくて強い体をつくりたいなと思います」
ーファンへメッセージを
「個人的にも悔しいシーズンでしたし、チームとしても最後、あと一歩というところで日本一には届かなかったので。なんとしても来シーズンは日本一を目指して頑張りたいですし、シーズン通して投げ続けられるように頑張りたい」
ー真っすぐのスピードが落ちた原因は分析しているか
「体の筋肉量が落ちたということもありますし、フォームの中で自分の感覚とのズレがありました。春に比べてその差が大きく出ていたので、そこが一つ原因だったのかなと思います」
ー昨年よりも力感が出なかったか
「力感もそうですし、なにか出し切れていない感覚。最大限、出力を出しにいっているけど、実際に映像で見たら、そこまで躍動感が出ていないという感覚がありました」
ー春先から徐々に感覚がズレたのか
「徐々にだと思います。徐々にズレた中で、試行錯誤しながら微調整しながらやれていたところが、完全に狂ったなという感じですかね」

ーシーズン開幕当初は
「良かったと思います。去年と今年の映像を見ても、何も変えていないですけど、フォームのアングルだったり、多少のズレがあったので、そういうところかなと」
ー体はかなり大きくするのか
「シーズン中もウエートをしていましたけど、そこの疲労を試合に持って行きたくないと思ったので。シーズン中のウエートを極力少なくできるように、このオフでその分の重量を持とうかなと」
ー昨年、おととしはフル稼働。勤続疲労が影響した部分は
「多少はあると思います。初めて50試合を投げた時と、2年連続で投げた後の疲労は全く違ったので、ちょっとずつ出ているのかなと思います」
ー続けることが難しいか
「ただただ投げるだけではなく、結果を出さないと1軍にいられないので。ただ投げるだけなら大丈夫だと思いますけど、そこで結果を出し続けるのが難しいなと思います」