広島ドラ1の平川蓮 母校の激励会で後輩にエール「男磨きが野球にもつながる」
在校生と広島の「C」ポーズで記念撮影する平川(前列中央)=撮影・西川薫
28日に仮契約、12月15日に新入団発表
広島からドラフト1位で指名を受けた仙台大・平川蓮外野手(4年、札幌国際情報)が26日、教育実習で3週間〝勤務〟した母校の札幌国際情報高を訪れ、在校生らによる激励会に出席した。28日に札幌で仮契約、12月15日に広島の新入団発表に出席する。
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放課後の体育館。平川を紹介する動画が流れたあと、平川が入場。ドラフト当日の動画などが流され、生徒からのQ&Aや、平川のサインボール抽選会などが行われた。「すごいうれしいという言葉しか出ない。頑張ろう」と改めて決意が湧いてきた。
在校生からの質問に答える平川
26日までの教育実習では、体育の授業や放課後の野球部の後輩へ指導など充実した3週間だった。授業で印象に残ったのは「総合的な探求の時間。生徒が自分で探究心を持って調べたことを追求する、という授業があるんですけど、大学の卒業論文のような発表もあって、生徒それぞれ違うテーマがあって、高校生のレベルでもここまでできるんだと感心しました」。自らは現役時代、レポートに苦戦しただけに、頼もしく映ったようだ。
在学時のテーマ曲演奏も 「改めて聞けてうれしかった」
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質問コーナーではトレーニングの話題に。「まず体作りをしてから野球の技術がついてくると思ったので、体作りを主にやっていました。野球部の皆さん、よろしくお願いします」と、野球部の後輩に力説。さらに「どんな体作りを?」との質問には「男磨きが野球にもつながります」と生徒を笑わせた。終盤には全校生徒と吹奏楽部と野球部の後輩が中心となって球場さながらの応援を披露。1曲目には平川が在学時のテーマ曲「星空のディスタンス」や広島の応援歌が流された。「情報の吹部が好きなので、改めて聞けてうれしかった」と笑みを浮かべた。
在校生からの質問に答える平川(左)
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最後に平川からのサプライズもあった。在校生に抽選で10人にサインボールをプレゼントした。その後、野球部の奥村樹主将から(2年)から今後のエールを送られると、「サインボールの価値を、上げられるように頑張るだけ」。後輩たちの熱量あふれる激励に、終始笑顔が絶えなかった。
体育館天井からぶら下げられたくす玉を割る平川(中央)