【一問一答】ドラ1大川慈英 「奇跡」の背番号27 「小さい頃、父と一緒にお風呂に入った時に…」
背番号27番を披露する大川=撮影・小田岳史
■新入団選手ウエルカムイベント(11月24日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムのドラフト1位・大川慈英投手(22)=明大=が24日、エスコンフィールドで行われた「新入団選手ウエルカムイベント」に出席し、背番号27のユニホーム姿をファンに初披露した。イベント後に取材に応じた一問一答は以下の通り。
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―ウェルカムイベントはどうだったか
「これだけ応援されていることが分かったというか、再認識できた瞬間だったかなと思います」
―ファンの前に立って、実感は
「一言言ったら拍手してもらえたり、そういう環境はこれまでなかったので、当たり前じゃないという心をしっかり大事にしてやっていきたいと思いました」
―背番号27を着た感想は
「プロ野球のユニホームというのは、オーラというか、雰囲気が、着て鏡を見た瞬間、違うなと感じたので、そのオーラに負けないぐらいというか、何なら自分の方が、ユニホームより目立てるように頑張りたいと思いました」
あいさつするドラフト1位・大川
―両親にこういう姿を見せられたことはどうだったか
「やっと、少し恩返しができたかなとは思うんですけど、まだ返し切れていない部分しかないと思うので、これからしっかり結果で恩返しできたらなと思います」
―お父さんが格闘家で、お母さんがバレーボールの選手。アスリート家系だが、家庭の中で学んだことは
「家庭内での会話はスポーツのことが8割以上だったと思うので、そういうところで自分の意識は自ずと上がっていった部分もあるので、そこは感謝というか、これからも一緒に、家族とともに戦っていきたいなと思いました」
―お母さんは五輪も経験している。学んだことは
「気持ちで負けないというところは、ずっと母の昔話というか、現役の時の話を聞いていて、自分が一番受け取った部分なので、気持ちだけは絶対に負けないようにやっていきたいと思います」
―地元・平塚の海岸でよく遊んで、足腰を鍛えたと聞いた。イメージは残っているか
「記憶自体はしっかりあるので、結果的にそれが生きていたならうれしいと思います」
―慈英(じぇい)という名前。ファイターズでは野村がジェイと呼ばれているが、知っているか
「はい」
―ファンにどう呼んでもらいたいか
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「それは、野村さんと相談して決めないといけないなとは思いました」

―じぇいと呼んでほしいか
「そうですね。これまでもずっと、大川と呼ばれることはあまりなかったので、できればじぇいですけど、じぇいを元とした、またちょっと違う、派生的な何かも考えられればなとは思います」
―エスコンのクローザーとして活躍するために必要なことは
「自分の持ち味は差せるストレートだと思うので、まずはそこを一番、これから入団するまでに、2段階も3段階も上げていくということを目標にやっていって、ここで投げたときには、絶対に気持ちで負けず、強気で相手を押していくということだけ忘れずに、やっていきたいと思います」
―他の同期と初めて会って、印象的だった選手は
「やっぱり、2位のケインは体も大きいですし、フィジカルはすごい強いんだろうなというのは、動画でも何度か見たことがあるので分かっているんですけど、自分はどっちかというとフィジカルで戦うタイプではない。細かいところだったり、泥くさく頑張っていかないといけないなというのは一番、思いました」
―ミレニアム世代が活躍しているが、同世代でどう活躍していきたいか
「今、出ている選手も若手ばかりで、自分の同年代も本当にたくさんいるので、そこにも絶対に負けないという気持ちでやっていきたいと思います」
―新庄監督に会ったのは初めてか
「はい、そうです」
―どんな会話をしたのか
「自分がこれからどうやって練習していくかとか、あとは『しっかりやっていればチャンスはあるから、そのチャンスをつかんでくれ』というのは言われたので、その一度のチャンスをしっかりつかめるようにやっていきたいと思います」
新庄監督(左)から質問される大川(右)
―「差すストレート」という表現はいつからか
「これは今年に入ってからですね。今年に入ってから、自分がまず意識して取り組んできたというのもあるんですけど、バッターにバットを振らせないというところをずっと目標にやっているので、それを言葉で表すと差すストレートという感じですね」
―フォームが大切になるのか
「そうですね、もうフォームで。ボール自体もですけど、自分的にはフォームでバッターを差すというところを目標にやっています」
―クローザーは西武の平良など体が大きいが、増量計画はあるか
「そうですね。やっぱり1年間戦う上で、体はすごく大事になってくるので、これから大きくしようと思っていますが、投げながら徐々にというところが大事だと思っているので、そこは上げていきたいと思っています。やっぱり先ほども言っていたように、本当に体が大きいパワーピッチャーが今、クローザーで多いので、自分は逆にそのタイプではないので、どちらかというとキレでバッターを抑えていく方なので、そこは自分の持ち味として戦っていきたいと思います」
―今の体重は
「75キロ」
―背番号の印象は
「本当に正直、もう小さい頃から父が好きな番号が27番で、本当にこれはたまたまなんですけど、その27番で戦えるのは本当に嬉しいです」

―お父さんが「27」を好きだった理由は
「父が子供の時に、平松政次投手が巨人相手にキラーというような感じで、倒していくのが父は好きだったみたいで。そういうところで、小さい頃から、お風呂に肩までつかって、何秒間肩までつかってから出るかということを、小さい時に一緒に入った時にやっていて、その時のカウントが27まででした。結構たまたまですけど、そういう、自分の中で本当にうれしい番号です」
―いくつか提示された中で、27を選んだのか
「いや、そんなことはなく、本当にきのう、本契約の時に言われた番号が27だったので、奇跡です」
―球団の方が知っていたわけではなく
「全くないです。はい」
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―平松さんの映像を見たことは
「少しだけですけど、あります」