荒野拓馬 盟友との競演へ決意「勝利に貢献してノーカードで帰ってきます」
ホーム最終戦でMF深井との競演を望むMF荒野。今治戦は警告を受けないように細心の注意を払う=撮影・宮西雄太郎
■11月22日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は22日、札幌市内で翌日に控える第37節・今治戦(午後2時開始、アシさと)へ向けて全体トレーニングを行った。練習は冒頭15分のみ公開された。前節の大分戦で先制ゴールを挙げたMF荒野拓馬(32)は「寒いけど、ケガなく良い雰囲気でできている」と寒空の下で充実の汗を流した。
今季ラスト2戦もJ1復帰へ大事な試合
プロフェッショナルは最後まで、ピッチ上で全力を尽くす。昇降格のない残り2試合も、来季を目指す選手たちにとっては大切な戦いだ。「プロとして今シーズンを最後まで戦い抜く。そして来年、シーズン移行する中で自分たちはJ1に復帰しないといけない。この2試合も、それ(昇格)に向けて大事になると思っています」と表情を引き締めた。
20日の練習で軽快な動きをみせたMF荒野
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勝利と共に、つかみたいものがある。29日に行われるシーズン最終戦の出場機会だ。ホーム開催の愛媛戦は、今季限りでの引退を表明している深井のラストゲームになる。アカデミー時代から長くボランチでコンビを組んだ荒野は、盟友との競演を心から待ち望んでいる。
最終戦は「2人でボランチを組みたい」
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現在、累積警告数7を数えるため、今治戦でイエローカードを受けると最終戦の欠場が決まってしまう。「僕は(深井)一希と2人でボランチを組みたい。そのチャンスをつかめるようにイエローをもらわず、しっかり勝って戻ってくることが自分に課せられた仕事」と力強く誓いを立てた。
積極性を持ち味とする男は、ときにファウル覚悟で相手の攻撃を食い止めてきた。次戦も体を張ったプレーで札幌の守備を支えると同時に、クリーンなプレーを徹底するつもりだ。「積んできたキャリアの中でも、今回の最終戦は僕にとって特別。出場を望んでいるので、勝利に貢献してノーカードで帰ってきます」と決意を口にした。

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前節の大分戦で2得点を決めた高嶺は、累積警告によって今治戦を欠場する。大黒柱が不在の状況で、選手たちの奮起が期待される。「今季はキャプテンとしてチームを引っ張ってくれて、ゴールでも守備でもチームを救う試合が多かった。いないのは大きいことだけど、若い選手を含めて朋樹に頼ってばかりではダメ。良い試合をすることで、次にホームへ帰ってきたときに朋樹のポジションがないようにしたいと思います」。確かな存在感を示し、札幌をけん引する覚悟だ。
