コンサドーレ
2025/06/27 19:55 NEW

荒野拓馬が伝えるハングリー精神「根性論も大事。僕は気持ちを全面的に見せたい」

ドッジボールでリラックスした表情を見せるMF荒野(手前左)とMF宮澤=撮影・石川崇子

■6月27日、札幌・大和ハウスプレミストドーム

 北海道コンサドーレ札幌は27日、札幌市内で翌日に控える第21節・熊本戦(14時開始、プレド)へ向けて全体練習を行った。MF荒野拓馬(32)は、開幕2戦目で完敗した相手との再戦に「前回は0-3で負けている。やり返す気持ちで戦いたい」と気合十分。闘志を前面に出したプレーで、チームをけん引する覚悟だ。

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 後半戦初戦の藤枝戦に勝利した札幌は、勢いを持ってホームへ帰ってきた。6月に加入した宮や浦上が好影響をもたらし、チーム全体のパフォーマンスが向上。荒野は「守備のところで彼らが声を出してくれるのは、すごく良いこと。ただ攻撃の部分は、まだ擦り合わせていかないといけない。コンサドーレの攻撃的サッカーのイメージが失われないようにしたい」と収穫と課題を冷静に分析した。

 チーム状況が変化する中で、長くクラブの心臓として働く男は、培った経験を惜しみなく若手選手に伝えている。前節、ボランチでコンビを組んだ西野に対しての期待は大きく「僕や(宮澤)裕樹くん、(大﨑)玲央、高嶺、(深井)一希。そこら辺のメンバーと組むことによって、彼はいろいろ吸収できることがあると思う。真摯に驕ることなく聞く耳を持ってくれたら、成長できる」と進化を促すコミュニケーションを心掛ける。

 若き日の記憶を今なお胸に刻むから、チームメートの心に寄り添うことができる。今シーズン、荒野は1度だけ西野に厳しい言葉を投げかけた。

僕らが気付かせてあげることが大事

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