札幌大が4年ぶり天皇杯へ BTOPを1-0で破り出場権獲得【天皇杯北海道代表決定戦】
■北海道サッカー選手権大会兼天皇杯北海道代表決定戦(5月10日、札幌・SSAP)
▽決勝 札幌大1-0BTOP北海道
新体制で挑んだ札幌大が1-0でBTOP北海道との接戦をものにし、4年ぶりの本大会出場切符をつかんだ。0-0で迎えた後半10分、相手センターバックの間に出たルーズボールに反応したFW山口莉生(4年、静岡・浜松開誠館)が先制ゴールを決め、そのまま逃げ切った。今春、札幌出身でドイツ4部やJ1湘南などでプレーしたOBの澤田恒監督(34)が就任。自主性を前面に押し出す指導方針で就任1年目にしてタイトルを獲得した。札幌大は8月19日から全国で開幕する本大会に出場する。
FW山口が虎の子先制弾
虎の子の1点を守り切った札幌大が、元Jリーガー擁する強豪を退け、道内3冠の一つ目を制した。エースナンバーを背負う、トップスピード30キロ台後半の山口が、一瞬の隙を逃さず勝利に導いた。相手DFの間に落ちた味方からのパスを奪ってそのまま左に持ち出すと、左足でゴール反対側へ流し込んだ。前日9日の十勝スカイアースとの準決勝では、PK戦の7人目でキックを外していただけに「汚名返上の一発です。貯めておきました」と声を弾ませた。
山口は愛知県出身。浜松開誠館では3年時にFWとしてプリンスリーグと選手権県予選で優勝。「仲の良かった先輩が札大にいて、開誠館では1年生の子守役みたいな先輩だったんですけど、その人が天皇杯で川崎フロンターレと試合してると聞いて。それなら僕が行ったらもっとできるんじゃないかと思って(笑)」と北の大地へ進学。1年時からトップチームで公式戦に出場。「天皇杯(代表決定戦)は準決勝で毎回負けていたので、まず準決勝を勝てたのと、今年のチームは力ある人が自分たちの代に集まって、1年生から期待されていた代なので、結果で応えられてよかった」
優位に立つため後半勝負へ
勝利の瞬間、スタッフらと喜びを分かち合った若き指揮官。澤田監督は「連戦だったので、学生が社会人の方々より優位になるのは特に体力の面だと思っていたので、なるべく後半勝負のところで、前半は0-0でもリスクを冒さずに、というゲームプランだった」。指揮官が思い描いていた通りの試合運びで、足が止まった相手に走り勝った。
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