ファイターズ
《ハム番24時》11月20日
大卒2年目のシーズンを終えた細野がこのオフ、鎌ケ谷の寮を出て1人暮らしを開始する。慣れ親しんだ関東を離れ、生活拠点を北海道に移す。これから家探しを本格化させるという。
シーズンフル稼働が目標の一つ。何がなんでも1軍で戦い続ける、という意思表示なのかと想像し、本人に尋ねてみたら「なんか気付いた頃にはそういうものなのかなと思いながら過ごしていたんですけど。特別、1年間エスコンでやるぞみたいな、そういう決意とかはなくて(笑)。ただファイターズにいるので、北海道に住むもんだと思いました」と素直な答えが返ってきた。
1軍の主力でも関東に住む選手はいる。家族の都合などもあるため、自由に選択できるが、先輩たちの動向を参考にしたようで「最初はちょっと(迷いが)あったんですけど、先発ピッチャー陣がみんな北海道にいますし。じゃあ、北海道にしよう」と思い切り良く決めた。
慣れない1人暮らし。わくわくする反面、何かあった時は心細い。細野は不安を解消する手段を思いつき、頼れる〝相棒〟に相談していた。「(2026年オフに退寮可能となる)達にお願いしたんですよ。『いずれ一緒に住もうや』って言ったんですけど。聞いたら『1部屋を衣装部屋にして、もう1部屋をトレーニング部屋にして、もう1部屋が俺の寝室やから1人しか住めへん』って断られました」。しっかり者の後輩を頼ろうとした同居計画は失敗。本当の意味で独り立ちする時がきたのかもしれません。