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2025/06/14 16:55 NEW

細野晴希がプロ初勝利 大学時代は〝エゴサ〟依存 今はデジタルデトックス「すごく気持ちが良い」

プロ初勝利を飾り、新庄監督(左)と記念撮影する細野=撮影・岩崎勝

■セ・パ交流戦2回戦 広島0-5日本ハム(6月14日、エスコンフィールド北海道)

待ちに待った初白星!

 日本ハムの2年目左腕・細野晴希投手(23)が今季4度目の先発で6回2安打無失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。

何事にも夢中になる性格

 幼少期から、好きなことにはとことん打ち込む性格だった。

 「親から怒られることもなく、自由にやっていました。基本、ずっと一緒の遊びをしていましたね」。遊びに夢中になりすぎて、けがをすることも多かったという。「周りが見えないタイプです。父さんのトラックの荷台にクレーンが付いていて、そこで遊んでいたんですけど、クレーンに頭をぶつけて血が出て、病院に行って(医療用)ホチキスで止めたこともありましたね。父さんには、大けがをしてもいつも『気のせいだよ、大丈夫だよ』って言われてました(笑)」と懐かしそうに振り返った。

三回を無失点に抑えた細野=撮影・小田岳史

 

とにかく負けず嫌い

 負けず嫌いも人一倍だ。

 「なんでも勝って終わりたかった。なので、兄弟とはいつもけんかになっていました。友だちも、とりあえず自分が勝つまで付き合わせて、勝ったら終わる。勝ち逃げ。一番、嫌なやつです(笑)」。大人気ゲームの大乱闘スマッシュブラザーズにハマった際も、ノートに攻略法をまとめるなど勝ちにこだわり、友だちを圧倒するほどやりこんだ。

出会ってからは野球一筋

 野球に出会ってからは、家で一人、黙々とボールを投げ続けた。「壁当てをしたり、上に向かってボールを投げたり。ずーっとやっていました。2、3時間は平気で。頭の中でバッターを想像して、よく一人で、九回まで試合をしていましたね。今のは打たれたなーとか思いながら。それは、小4、5ぐらいからずっとやっていました。中二病みたいなことをしていましたね(笑)。野球はずっと楽しかったです。もともとはバッティングが好きで、カラーボールでずっと打っていました。サッカーとかもやったんですけど、打つ方が楽しかったですね。両親にずっと好きなことをやらせてもらったおかげで、一人でコツコツやることが好きになりました」

仲の良い後輩右腕の言葉で開眼

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