ファイターズ
細野晴希 プロ初白星の裏にあった親友・小林さんとの長電話 この日は当日入りで勝利を見届ける

■セ・パ交流戦2回戦 広島0-5日本ハム(6月14日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの細野晴希投手(23)が、先発6試合目で待望のプロ初勝利を挙げた。歓喜に沸くスタンドには、東洋大野球部のチームメートで親友・小林彪希(ひょうき)さん(23)の姿があった。
敗れた阪神戦後の電話で激励

気心知れた仲間の存在は大きい。大乱調でプロ初黒星を喫した今月5日の阪神戦(エスコン)の後、細野はいつものように小林さんに電話をかけた。学生時代に同じ投手だった友は「オレもコントロール悪いから、あの気持ちよく分かるわ~」。明るく励ましてくれ、気がつくと1時間以上たっていた。「親友とずっと電話して、それで切り替えられましたね」と、落ち込んだ気持ちが楽になった。
小林さんは東洋大時代のチームメート。周囲に全く浸透していない細野の愛称「オチョア」の名付け親で、大人気ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」にハマるきっかけをつくった人物でもある。

大学卒業後は会社員として働いており、顔を合わせる機会は減ったが「毎日、電話が来ます。ひどいっすよ(笑)。(札幌の)寮での写真を送ってきて、今日はウニが出たとか」。たわいもない会話を交わすのが、2人の日課となっている。