ファイターズ
伊藤大海 達孝太からの〝挑戦状〟を歓迎 その素顔は「口だけではなく」尊敬できる後輩
すべてを受け止めるエースの器
日本ハムの伊藤大海投手(28)が、達孝太投手(21)が叩きつけた〝挑戦状〟を歓迎した。自身が沢村賞を受賞した際に「今年はおめでとうございます、ですが、来年は獲らせません」とコメント。来季の勝ち星についても「大海さんの後ろにベタ付きしたいです。あおりにあおりたいです。最後に、はい、すいませーんと言って抜く」と対抗心を燃やしている。
後輩右腕からの〝挑発〟に、入団から5年連続で規定投球回に到達しているエースは「まず規定(投球回)投げてからですね」とニヤリ。ネット記事などで発言はチェックしており、「いいことじゃないですか。チームとしては。かわいいですよ。自分なりにプレッシャーかけているだけだと思うので。いいじゃないですか」と、うれしそうだった。
有言実行の後輩を高評価

今季4年目の達は、自己最多の8勝を挙げてブレーク。シーズン途中に伊藤の提案もあり、エスコンのロッカーが近くになった。
変化球談義で盛り上がることもしばしば。「ありえないくらい落ち着いていますね。いい意味で。自分のことをちゃんと分かっているし、やるべきこと、やらないといけないことを分かっている。みんなが知る達孝太よりはすごい繊細というか。そういうの見ているので、僕らは何を言っても、なんとも思わないですし。普段を見ていると、口だけではなくて、それを言うからにはそれなりの(トレーニングを)やっている自負があると思う」
