【一問一答】沢村賞受賞の伊藤大海 真っ先に伝えたのは「家族」 このオフの釣果は?
        
  
       会見で笑顔を見せる伊藤=撮影・岩崎勝
    会見で笑顔を見せる伊藤=撮影・岩崎勝  
    
      ■秋季キャンプ(10月31日、エスコンフィールド北海道)
 日本ハムの伊藤大海投手(28)が31日、エスコンフィールド北海道で報道陣の取材の応じ、プロ5年目で沢村賞を初受賞した喜びなどを語った。主な一問一答は以下の通り。
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―秋季キャンプがきょうからスタート。どんな思いで練習に臨んだか
「きのうまで目いっぱい休んだので、また気持ち新たにというか。キリよく日本シリーズもきのう終わりましたので、また新たな気持ちで来シーズンに向けて準備ができればなという、そんな思いでありました」
 キャッチボール中に笑顔を見せる伊藤=撮影・松本奈央
キャッチボール中に笑顔を見せる伊藤=撮影・松本奈央
 
―日本シリーズは見ていたか
「ちょっと釣りが忙しくて(笑)。あんまり見てないですけど」
―きのう自身のインスタグラムで非常に大きなブリやヒラメの写真を投稿していた
「あ、そうですね」
―充実感がある
「まあまあまあ、日々(シーズン中も)行ってはいましたけど、最後いい感じで1週間、釣りができて、いい釣果も得られたので良かったです」
―沢村賞を受賞されました。おめでとうございます
「ありがとうございます」
―受賞されたのを聞いた時の思いは
「正直ちょっと厳しいかなっていうのは思っていたので、びっくりしたっていうのが正直なところかなと思いますけど」

―受賞を受けて、チームメートや新庄監督やご家族などから何かコメントなどありましたか
「家族に一番に伝えさせてもらって、本当に喜んでもらえましたし。妻も今年(レギュラーシーズン)27試合全部(球場で)見てくれていたので、それを見届けることができて良かったって言ってくれたので、すごくうれしかったです」
―新庄監督からは何かありましたか
     
    
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        「何もなかったので、たぶん、この数字じゃ認めないっていうとこだと思います(笑)」
―沢村賞はずっと目標にされてきたが、改めてその目標に到達したことに関して
「うれしい気持ちももちろんありますし、ただ、達成したかった部分での数字(選考基準の)15勝以上だとか、そういうのはクリアできてなかったので。なんかちょっと…本当に光栄なことではありますけども、全部クリアして、もう1回取りたいなっていう気持ちはあります」
―来年は沢村賞の基準も変わる。来年はどのぐらいのところを目指していくか
「それはやっぱり全部クリアできているっていうことは、チームにそれだけ貢献できているっていうことだと思うので、本当にチームが優勝するために自分がどういうピッチングをして、どういう姿であるべきかっていうのをまた考え直しながら、これからの期間を過ごしていきたいですし、また最終的にそういう評価をいただけるようなシーズンができたらなと思います」
―年々アップデートしている。オフの期間で新たな試みは
「190イニングちょっと投げて、なんかまだやれることがあったかなとかっていうのは、やっぱり出てくるものなので。シーズンを通しての波を少なくしたいというのは、誰もが思うことですけど。そういう意味では、もう少し再現性の高さであったり、下(半身)の弱さはちょっと感じてはいるので、そこを重点的にやっていけたらなとは思っています」

―球団では23年のWBCでも共闘したダルビッシュ以来の沢村賞受賞だった
「本当に憧れ続けたダルさんに続けたのはうれしいですし、もし子どもができたら『大谷さんでも獲っていないんだよ』と言いたいです」
―釣りの話に戻るが、CS終わってからどのくらいの釣果があったか
「ヒラメ狙いでずっと行っていて。ヒラメは64センチが一番大きかったですけど、きのうはブリまではいかないですけど、70センチくらいのが釣れたので良かったです」
―釣りはピッチングと共通する部分も多い
「タイミングって意味では投球に似ている部分もありますし、何より心が安まるのが一番なんですけど。楽しいですし、つながる部分ももちろんあるので、いい趣味に出会えたなって感じています」
―きょうからエスコンで秋季キャンプが始まった。きょうのテーマ、取り組んだ内容は
「いつもと変わらないというかシーズンのリカバリー、クリーニングをしっかりしていく中でさっき言った下半身だったりいろんなまだ細かい部分が足りていないとか見つめ直す期間にしたいなと思っている。そういうことを考えながら11月にしっかり取り組んで、12月はそれをどんどん形にできたらいいなと思います」

―ファンもたくさん詰めかけた。キャンプではどういう姿を見てほしい
「きょうは早々と上がって来てしまいましたけど、まだフィールドで頑張っている選手はいるので、そっちをたくさん見てあげてください」
―沢村賞獲得した時にチームメートから連絡はあったか
「そうですね。連絡もたくさん頂きましたし、釣りに行っていたので、(エスコンに)全然来ていなかったので、きょう直接言われたのもたくさんあったので、改めてうれしかったですし、またそういう風に思ってもらえるようなピッチングを来シーズンもしていきたいなと思います」
―SNSで一番早くおめでとうと連絡があったのはどなたか
「誰だろうな。一番早かったの。結構バァーっと来ちゃったので。一番早くはあれですけど、ダルビッシュさんからも連絡いただけてすごくうれしかったですね」
―ダルビッシュさんからはどんなメッセージがあったか
「おめでとうっていう言葉をいただきました」
―憧れの人からの連絡はうれしいものか
「うれしいですね。向こうからくれました」
―沢村賞の選考委員の方は、この時代に190イニングに到達していることを評価していた
「イニングはすごくこだわってやっていたのでうれしいですけど、1回、体調悪くて五回で(ベンチに)下がっちゃったりがあるので。あとから思ったら悔しいなと思いましたけど。でも無理のない範囲でそこも到達できていたので。来シーズン、イニングとしての目標200は変わらずでいいのかなっていうのは思いました」
―きょう練習でメジャー球を使っていた
「そうですね。ずっと(釣り)さおを握ってたんで(笑)」

―ボールを触るの自体が久しぶり
「(CSファイナルステージの)福岡ぶりにボールを握りました。それもちょっと込み込みでボールの感覚はなくてもいいのかなって思ってたんで。逆に違和感なくシンプルに投げ始めてぐらいの感覚だったんで、いいんじゃないかなと思います」
―日本の球と感覚は違う
「ちょっと大きくは感じるので。滑る滑らないは僕はあんまり気にしないんですけど、ちょっと大きくは感じる分、リリースの時に早めに準備しなきゃいけないというか。早めに抑え込みに行かなきゃいけないっていう感覚があるので。多分、けがする要因の一つかなと投げながらに感じていたので。投球に対する違和感をなるべく早く除去していけたらいいなとは思います」