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2025/10/27 17:05 NEW

伊藤大海が初の沢村賞受賞 「本当に光栄です」 07年ダルビッシュ以来、球団史上2人目の快挙

ダルビッシュ以来、球団2人目となる沢村賞を初受賞した伊藤

最多勝&最多奪三振以外も高水準

 シーズンで最も優れた先発完投型投手に贈られる沢村賞の選考委員会が27日に行われ、日本ハムの伊藤大海投手(28)が今季の受賞者として選出された。伊藤はプロ5年目で初の受賞。日本ハム在籍の選手では、2007年のダルビッシュ有以来、2人目の受賞となった。

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 伊藤は今季最多勝と最多奪三振の2冠を達成した。沢村賞の選考基準は15勝、150奪三振、10完投、防御率2.50、200投球回、25試合登板、勝率6割の7項目。伊藤はそのうち、登板数(27試合)、勝率(.636)、奪三振(195個)の3項目をクリア。勝利数(14勝)、投球回数(196回⅔)、防御率(2.52)でも選考基準に近い数字を残したことが評価された。

「ナンバーワン投手にふさわしい」

 選考委員会では阪神の村上頌樹投手(27)、DeNAの東克樹投手(29)、ソフトバンクの有原航平投手(33)を加え、14勝を挙げた4投手が最終的な候補に挙がったという。堀内恒夫委員長は「両リーグを通じて数字的に伊藤君がナンバーワンだった」と説明。山田久志・選考委員も「限りなく選考基準に近づいた数字が多かった。去年の該当者なしに比べれば、伊藤投手の今年の成績はナンバーワン投手にふさわしい」とした。

投手として憧れ、目標にしてきた賞

 伊藤は球団を通し、「ピッチャーとして憧れていた賞であり、目標にしてきた賞ですので、選んでいただき、本当に光栄です。1シーズン投げてきたことを評価していただき、心からうれしく思います。自主トレから意図をもって練習に取り組み、シーズン中の試合はチームの勝利を目指して必死に投げたことが今年の結果につながったと感じています。僕を信じて励ましてくれた新庄監督、支えてくれたチーム関係者の皆さま、家族はもちろん、応援し続けてくれたファンの皆さまに感謝の気持ちを伝えたいです。この賞をいただいた喜びをかみしめつつ、さらなる高みに到達するため、今後も日々のトレーニングに励んでいきたいです」とコメントした。

 

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