2025自己採点~石井一成の場合~「チームリーダーだなとあらためて感じた。悩んでいる姿も全然、出さない」
日本ハムの長い戦いが終わった。宿敵のソフトバンクと終盤まで優勝を争い、CSファイナルでも激闘を演じた。道新スポーツデジタルでは選手個々の成長や奮闘に焦点を当てた「2025自己採点~の場合」を不定期連載する。取材班が「俺が選ぶチームMVP」「お世話になった人、感謝したい人」などのテーマに沿って聞いた。


この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「60点。勝負弱い。CS(クライマックスシリーズ)もそうですし、得点圏で打っていないし、勝負弱い。ここぞという時に打てなかったです」

「野村が(8月19日の)オリックス戦で(九回に)逆転サヨナラ打ったじゃないですか。結構、印象に残っていますね。(オフの沖縄・伊江島)自主トレも一緒にやっていますし、まだまだできる選手。主軸を打っていかないといけない選手なので、もっともっと打ってほしいですね。自分は得点圏で打ってないので…。自分的には(9月13、14日の)西武戦の2試合連発ですかね」

「フィジカルトレーニング。まず体のベースを上げたいですね。トレーナーと相談して、シーズン中はウエートをガンガンやれなかった時期もあるので、そこは頑張ってやっていくのと、オフにもっとベースを上げてシーズン入りたいです。シーズン中はだいぶ耐えたんですけど、痩せちゃって出力も上がらなかったので」

「(選手会長の松本)剛さんにはそれこそ、ファームに行っている時も、『チーム頼むな』って言ってもらえて。自分がファームに行っている時でも、チームを気にかけてくれている。そういう姿を見て、チームリーダーだなとあらためて感じた。自分だったらできるかなって本当に思いました。すごいリーダーの姿だなって背中を見て思いました。悩んでいる姿も全然、出さないですし、むしろ『大丈夫だよ』と励ましてくれる。リーダーにしか分からない苦労もあると思う。すごいなって感謝しています。今は自分で精いっぱいなんですけど、そういうところも考えてやっていかないといけないと思います」

「それは沢村賞の(伊藤)大海じゃないですか。どんな時でも淡々とチームのためにどんな状況でも抑えてくれていて、それは本当すごいなって思いました。あんな投球されたら(守っている側は)プレッシャーかかりますよ。(守備位置から見て)頼もしいですし、圧倒的ですし、調子が悪い、球が行っていない時もあるんですけど、球種を変えたり、緩急をつけたり、いいコースに投げたり工夫しているなって。本当に取れるアウトを取ってあげようって気持ちになりますよね」