まだ秋季キャンプは残っているものの、今季の公式戦は全日程を終了し、オフが近づいている。もちろん、来季へ向けた自主的なトレーニングを続けながらだが、激闘の疲れを癒やし、心身をリフレッシュさせることもプロの大事な仕事だ。ゴルフや釣りといった趣味に没頭する選手も多い。

　だが、高卒４年目の福島は頭を悩ませていた。「僕、趣味がないんですよ。趣味が欲しいです」。あれやこれやと、楽しそうなことを考えてはみたが、なかなか〝これだ〟と心躍る趣味は見つからないそうで、「道新スポーツで、僕の趣味を募集しておいてください」とお願いされた。

　読者の皆さまにはぜひ、福島に合いそうな趣味を考えていただきたい。そのヒントとして、右腕の希望条件を記しておく。「１人でやるものでも、みんなでワイワイでも、どっちでも良いです。ただ、あんまり頭を使うものはダメかもしれないです」。ほとんど絞れていない条件だが、まずは幅広くアイデアを募りたいそうだ。

　ちなみに記者は「山県に弟子入りして、ピアノを始めてみるのはどうか」と提案してみたが、「音楽はダメですね。『ド』がどこにあるかも分からない（笑）」と、全くささらなかった。オフに入る前に、人生を変えるような趣味との出合いがあることを願っています。