ファイターズ
2025/10/23 15:20 NEW

《ハム番24時》10月23日


 夕方から行われるドラフト会議の取材前に、この日から秋季練習が始まった2軍施設の鎌ケ谷を訪れた。谷内内野守備走塁コーチと話す機会があり、自身が指名された13年前を振り返ってもらった。

 当日は国学院大の食堂で野球部のチームメートと待機。名前が呼ばれるか、ドキドキだった。「本当に指名されるかも分からなくて、めっちゃ時間がかかりましたから。うわあ、もうないかもって…」。ヤクルトから6位指名され「僕より先に同級生や後輩が立ち上がってワーってなって、それにのまれました(笑)」。仲間たちが自分のことのように喜んでくれたという。

 プロ野球選手になってからも、ドラフトの結果はチェックしていた。「選手の時は、やっぱり同じ内野手に入ってほしくなかった。ライバルじゃないですけど。新しい選手が入ってくると、自分の立場がどうなるか考えたりしていましたね」。23年に現役生活を終え、指導者に転身。また違う感情を抱くようになった。「入ってくる選手がどういう選手か理解して、この選手をどうやってプロ野球選手にしていくか、ちゃんと考えないといけないなって感じます。責任、増えるな~って」。昨年は指名選手で唯一の野手だった山県のプレー動画をすぐさま見たそうだ。

 「上位で野手とか来たら、どういう気持ちになるのかなって。例えば、2軍のコーチの時に、高卒内野手が入ってくるとかだったら、違った目線でドラフトを見るんですかね」。新たな出会いに思いを巡らせていた。

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